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エピソード14 ページ18

zm side

「会議、まだ終わらんの?」


放課後、定期的な生徒会の会議が行われる。
もちろん、生徒会メンバー以外は立ち入り禁止であり、Aと離れる非常に、気に食わない時間だ。


「ゾム、毎回言っとるな」


「当たり前やろ。彼女、待たせとんや」


呆れるように言うロボロにそう返す。
Aは寂しがってないやろうか。とか、今、なにしとるんやろ。とか。全てがAのことでいっぱいで、ソワソワする。

はやく、会いたい。


「以上で、今日の会議は終わるゾ。お疲れ〜」


不意にそんな声が聞こえて、勢いよく立ち上がる。
ようやく帰れると、浮き足立つ思いで、生徒会室を出ようとする。が、何故か開かない扉。


「……ん?」


蹴るか。

少し距離をとって、扉を破壊しようとすれば、グイッと腕を引かれて、焦った顔をしたトントンの姿。


「ちょ、お前、ほんまに…いい加減にせぇよ」


「いや、開かんもん」


「鍵しとるんやから当たり前やろ。破壊しようとする奴があるか」


「はよ、Aに会いたいし」


そう言えば、ため息をつきながらも、鍵を開けてくれるトントン。


「そういや、ゾム。花宮さんとのゲーム。楽しみにしとるわ」


「はぁ?」


ニコッとそれだけを伝えて、俺を生徒会室から叩き出すトントン。
「痛っ」と声が漏れて、そんなことよりも、状況が理解できずに、数秒の思考停止。
一緒にゲームをするなんて約束を取り付けた覚えはない。


「え…絶対、嫌だ」


笑顔で扉を閉めようとするトントンに、そう言えば、何も返ってくることはなく、バタンッと扉が閉まった。








ガラガラと教室の扉を開ける。
いつもの俺とAだけの秘密というわけではないが、そんな場所。
教室の中に足を踏み入れれば、Aが嬉しそうに笑っている姿が見れて、自然と表情が緩む。


「…待ちくたびれた」


そう言うAに、本当に可愛らしいところしかないなと納得しつつも、意図が違うデジャヴを感じて、「え?」と困ったように聞き返す。


「えっと……相性確認、する…やろ?」


あ〜、これ。
あ〜〜!!


「んふふ、何してくれるん?キス?それとも……」


爐┐辰舛覆海函瓩Aに近づいて、顔を覗き込めば、顔を赤くして、少しだけ頰を膨らませた彼女。

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月見(プロフ) - ゆうなさん» 感想ありがとうございます!!文才が足りないところも多々ありますが、頑張ります!(笑) (2021年2月22日 20時) (レス) id: 3ca37bb3dd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 続編…!!!!!はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、、、ゾムがイケメンだ、イケメンだぁぁぁぁぁっっ!!!そして夢主も可愛いっっっ!!ぁぁぁぁぁぁあぁあ、話が面白すぎる!そしてめっちゃ癒されます…てかもうにやけ顔が収まらんww これからも頑張ってください!!! (2021年2月18日 4時) (レス) id: 53cc08d6c4 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - RURUさん» 続編の方にも、感想ありがとうございます!続編も頑張りますね! (2021年1月23日 16時) (レス) id: 1f912309a9 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - すき焼き…(訳:続編も最高です) (2021年1月14日 16時) (レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月見 | 作成日時:2021年1月13日 23時

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