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「…えっと…。良ければ、私と一緒にいて欲しい…デス…」
「……は、当たり前やろ。むしろ、変な気を回されて、離れられる方がムカつく…」
「あはは…ごめんなさい」
ゾムくんの言葉に、思わず苦笑い。
嫌われ者になってしまう。という件は、時間をかけて、ゆっくり考えていこう。
今は、ゾムくんと一緒に居たい。とそこまで考えて、身体が温もりに包まれた。
「折角、授業でて、Aと帰ろって思っとったのに、一人で帰ろうとするし。アイツらに変な気回すし。めっちゃ、傷付いたんやけど…」
「…うっ…」
「それで、問い詰めたら、訳分からん理由、並べられるし。俺はAと居たいだけなの、分からんのかな？もしかして、好きなの伝わっとらんの？」
「ワカッテマス。ツタワッテマス」
「え？足りない？？ん、しょうがねぇなぁ？」
「言ってない言ってない」
私を抱きしめたまま、ゾムくんは肩に顎を乗せて喋る。
会話を重ねるごとに、抱きしめる手が強く。そして、下にズレていっていることに気づかない私ではない。
「とにかく、これからは勝手に決めつけんなや。Aになら、縛られてもええし…遠慮はナシな？」
「心に刻んどきます」
「ん、よろしい」
ふっと小さく微笑んだゾムくんは、グイッと腰を引き寄せて、私の唇を奪う。
抱きしめたときは、肩あたりにあった腕が、腰あたりまで下がっていたのは知っていたが、あまりにも唐突ではなかろうか。
「んっ……ぅ」
そして、長い。
あまりにも長い口付けに、ゾムくんの胸板をトントンと叩けば、漸く、唇が離れた。
「仲直り、な？」
「うん」
「はーぁ、本当は押し倒して…ーーとか、ーーとかしたかったけど、そんな気分じゃなくなったな」
は、助かった。
神様、ありがとう。
目の前に屈んでいたゾムくんは、私の隣に座ると、ニコニコと笑う。
「えっと…どうしたの？」
「いーや、別に〜？」
え、怖い。
その後も、ゾムくんはニコニコと笑うだけで、正直、一番怖い時間を過ごすことになった。
「(アイツらに声掛けられたときの、Aの顔、面白かったなぁ。嫉妬しとったの、気づいてないんやろうけど！)」
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月見(プロフ) - RURUさん» 感想ありがとうございます！もっと、二人の仲を上手く書けるように頑張りますね！（笑） (2021年1月23日 16時) (
レス) id: 1f912309a9 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 尊い…(尊死)好k(昇天) (2021年1月14日 16時) (レス) id: 4226f6833e (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - あんこおさん» 感想ありがとうございます！続編も頑張ります！（笑）rdさん了解しました。私も考えていたので、絶対書きます！（笑） (2021年1月14日 0時) (レス) id: 1f912309a9 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - みかん_(:3」z)_さん» いえいえ！そんなことないです（笑） (2021年1月14日 0時) (レス) id: 1f912309a9 (このIDを非表示/違反報告)
あんこお - もう夢主もZさんも可愛すぎてこっちが昇天します。続編頑張って下さい！！あと、ついでに青いrdさんと絡ませてくれると嬉しいです() (2021年1月11日 19時) (レス) id: 922d9dcc2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2020年12月27日 17時
