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そうじゃなかった ページ10

って、そうじゃないそうじゃない!!


俺はグリムジョーと修行してくるって五条さんに言ってこないと。

なにを悠々と映画を見てんだ、アホか!






「五条さん」



「んー?」



「俺、強くならなきゃいけないんだよ。グリムジョー(こいつ)の力を俺が使いこなしてやるんだ。勝手に死ねないし。

意識ない時コイツと取引したんだ。俺のこと鍛えるって。だから、映画鑑賞じゃない修行やってもいいか?」



「それは、右腰(その)数字取り返すため?」



「チッ、気づいてたのかよ」



「おーおー、荒れてんねぇ…

…いいよ。ほんとは映画一本くらい観てからやって欲しかったけど、時間ないんだもんね?」



「わかってんなら聞くな」



「じゃあ、ここの横の部屋使って。あ、鍛えるって、戦闘?」



「戦闘」



「部屋で?」



「いや、コイツの生得領域内で」



「まぁ、念のため軽く結界張っとくね」






着いてきて、と言われ横の部屋に入るといくらか頑丈そうな部屋だった。

ここならなにも物が無いし、少し暴れるようなことになっても大丈夫そうだな。


よし。






「ありがとう」



「どういたしまして。じゃあ僕は用事があるから、頑張って」






パタン、と扉の閉まる音。


さて、まずはグリムジョーの領域内に入らないとな…




部屋の中心にあぐらを掻き、目を瞑って深く深呼吸をする。


すると、少しの浮遊感と眩しさに目を開ける。



来た。虚圏(ウェコムンド)






「よォ、待ってたぜ」



「あぁ」






グリムジョーと対立する形で立ち、言葉を交わす。

相変わらず戦闘狂のようでなにより。



グリムジョーが言うには、このダダ漏れの呪力を内に隠すところから始めるそう。

この垂れ流してる呪力が勿体無いらしい。






「1番キツイのは最後に持ってきてやるよ。アレは時間がかかるからなァ。ッククク」



「どんなことでもやるさ。お前を使いこなすためならな」



「ケッ、いけすかねぇやつだぜ。ほら、さっさとやれ」

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作者名: | 作成日時:2021年1月15日 16時

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