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課外授業 ページ13

「〜〜!〜〜〜!!?」



「〜?〜〜!」






肩を揺さぶられる感覚。

誰かの話し声。


だんだんと意識が浮上し、瞼を開ける。

すると俺の肩を掴んで揺さぶっていたのは虎杖で顔の横… すっごい近くに五条さんの顔があった。






「っえ?」



「お前っ、なんだよこの部屋…!!」



「呪力が全く感じられない。どうしちゃったの?」






部屋?

部屋がどうしたって言うんだ…



そう思って周りを見ると何かの爪痕のようなもののついた壁や所々凹んでいる床、唯一あった棚や椅子は跡形もないほどに砕けてしまったらしい。


うわぁお…






「ごめんなさい、なんか暴れたみたいで」



「あの結界結構強めだったと思ったんだけど… 外まですごかったよ?」



「一色、怪我ないか?」






虎杖がものすごい心配してくる。肩揺さぶられすぎて吐きそう。おえ。


大丈夫、と伝えて状況を把握する。

いや、しようとしたけど壊れた部屋ということしかわからなかったので、聞く。






「で、2人はどうしてここに?」



「いやー、ちょっと課外授業を、と思いまして」



「へぇ」



「リアクションうっす!!」



「ちょっと移動するんだけど、Aは自分で僕たちのとこまで来れる?」



「残穢を残してくれれば」



「OK、じゃ、追ってきてね」





そう言った後、すぐ消えた五条さん。

まじか。


俺も急いで黒腔(ガルガンダ)を開き、五条さんの呪力を追う。



黒腔(ガルガンダ)の中だと人の残穢追いづらいんだよな…

呪力の塊の中通ってるようなもんだし…




あ、ここだ。


追っていた五条さんの残穢に座標を合わせ、黒腔(ガルガンダ)を内側から開く。

うん、ピッタリ。






「あ、もう遅いじゃんA」



「私のは五条さんのとは違ってトべないんだよ」



「一色!?なんだその穴!!?」






五条さんに襟を掴まれながら俺に何か言っている虎杖を横目に、目の前にいる呪霊を見やる。


…特級、か。



富士山みたいだな…






「なんだそのガキどもは?盾か?」



「盾? 違う違う。言ったでしょ、見学だって。今悠仁(こっちの子)に色々教えてる最中でね。

まぁ君は気にせず戦ってよ」



「自ら足手纏いを連れてくるとは愚かだな」



「大丈夫でしょ。だって君、弱いもん」






特級を簡単に弱いって言えるそのメンタルがすごい。


いや、まぁ、コイツくらいなら俺でもいけるか…?

漏瑚→←領域の中



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夜桜(プロフ) - 面白いです。頑張ってください グリムジョーが、カッコイイです。 (2021年2月20日 17時) (レス) id: 61068c4ac1 (このIDを非表示/違反報告)
むーちゃん(プロフ) - 続編おめでとうございます!凄くいい展開で楽しみです!更新頑張ってください!! (2021年1月16日 10時) (レス) id: 61a580f902 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年1月15日 16時

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