このピュア〔？〕あなたに届けたいっ！【呪術廻戦】

ピュア ４ ページ5

「け、ん、と、くーーーん！！！ あれっ、」




ガラッと事務室の扉を開ける

建人くんいない… 任務かな？

いやいや、建人くんに任務がないことは昨日確認(盗み聞き)したんだけどな


どこ行ったんだろ？




「おや、こんにちは有馬さん」


「ん？あ、やっほー伊地知。建人くん知らない？」


「七海さん？さっき２年生に呼ばれてグラウンド、に、って、速っ！？」




ひとり頭を捻っていると奥からコーヒーを持って伊地知が出てきた

私の同期。そして頼りになるヤツ。こいつほど信頼できる奴はいない。


建人くんの居場所を聞いてまだ何か言ってたけど走る。すまねぇ伊地知、お前のこと信じてるよ！！


あっ！いたぁーーー！！




「建人くーーーーーん！！！」


「っ、後ろから飛んでこないでくださいと何度言ったら、」


「私が飛びついてもびくともしないところ好き」


「あのですね、」


「ね、建人くん！今日一緒にご飯どう！！？」


「え、」


「今日はもう任務入ってないでしょ？だから、」


「ちょ、落ち着きなさい」



「おいお前、誰だよ」




えっ、誰


アッ、いや、学生なんだろうけど、誰！？乱入したの私だけど！この子たちからしたら私が誰だよ！って感じだと思うけど！！

ん！！？なんかパンダいる！！




「はぁ… すみません禪院さん、この馬鹿が」


「ばかぁ！？」


「で、その女の子は誰だ？」


「高菜」


「……えっ、と、このパンダ抱きついても良いパンダ？」


「いいぞ」


「わぁーい！」


「やめなさい」




チョップされちゃった♡

手加減してるところとか好き！！だいすき！


パンダ喋るし"たかな"もよくわかんないけど、もはやなんでもいいや！




「で、誰？友達？」


「友達というか、後輩です」


「はい！後輩です！」


「うわっ、」


「確かに今はただの後輩ですが！ゆくゆくは一線を越え！ただの後輩を卒業し！お付き合いを始められたらと考えております！

有馬Aです！よろしくお願いします！！」


「また濃いのがきた」


「こんぶ」


「こういう人だと思ってください。突っ込んだら負けです」


「七海はなにと戦ってんの？」




がばっ、と頭を下げるとびっくりする学生の子たち


むふふ、と1人でニヤついていれば少し離れたところから悟の声が聞こえる

そっちを見るとその長い手足を自慢するかのように近づいてきてた




「おーい！捗ってるかーい？」


「お！悟！今日も顔の造形が最高だね！」


「なにその挨拶」


「高菜」


「Aも相変わらず可愛いね！お胸も大きい！」


「こっちもこっちで酷いな……」


「ツナ……」

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