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[A]
急いで現地に着くと、
そこでは赤色の髪の毛の少年が鬼と戦っていた。
鬼の姿は木の影で見えないが、
おそらくあの少年が炭治郎くんであってるはず。
炭治郎くんの所へ向かっていく最中
多くの鬼殺隊の隊士達の死体が転がっていた。
A「うっ……」
初めて死体を見るのもあるが、
この死体の数に吐き気が現れた。
ざっと数えて30人はいるであろう。
そんなに隊士が殺られるということは、
この鬼も今まで私が倒してきた雑魚鬼とは比べ物にならない強さであろう。
集中力を高めて、炭治郎くんの元へ向かう。
A「炭治郎くん!!加勢に来ました!!Aです!」
炭治郎「あ、来てくださってありがとうございます!!他の方も守ろうとしたのですが、皆さん殺られてしまって……」
A「大丈夫よ!炭治郎くんのせいじゃない!
私も加勢するから2人で倒しましょう!」
炭治郎「はい!!お願いします!」
2人で覚悟を決めていたら、
前から鬼が喋りだしたが、その声に衝撃をうけた。
鬼「話は済んだかしら?」
え、まって………
この声、聞いたことがある…
恐る恐る前を向いて鬼の顔を確かめると、
そこには片目に下弦の弍と書いてある凛さんが立っていた。
A「え、凛さん…?」
間違いない。
姿も見た目も、凛さんそのもの…
でも凛さんは不死川さんが護衛してたはずじゃ…
凛「ふふふ、やっぱり私が鬼であることに気づいていなかったみたいね。
それもそのはず、私は人間に化ける血気術を使えるからよ。」
A「でも、今は不死川さん達が護衛しているはずじゃ!」
凛「そんなん寝たフリして襖閉めればバレないわ。
入ってこないし。隙を見てこの山にいる鬼狩り共を喰いに来たの。」
A「まさか…最初から鬼の情報を言ったのは私たちを騙すために自ら……」
凛「えぇ。邪魔をされては困るからね。
私ね、最初にあなたにあった時から喰うって決めていたのよ。貴方の血、美味しそうだもの。恐らく稀血ね。」
稀血?
稀血とは何か分からないけど、凛さんが私を睨め付けた時のことを思い出した。
恐らくあの時私のことを必ず喰うと
己の心に決めていたんだろう。
A「多くの人々を喰う鬼は決して許さない!!
必ず!私が貴方の首を斬る!!」
そう言って
炭治郎くんと私と凛さんの戦いが始まった。
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美月(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!後、細かいようですが、厨房会議ではなく柱合会議ですよ! (2020年5月19日 15時) (レス) id: d560ff43cd (このIDを非表示/違反報告)
花月(プロフ) - こすもす。さん» わぁぁ!そう言って頂けると本当に嬉しいです(><)ありがとうございます!!最近更新が止まってますがまた書き始めて行くので是非楽しんで見てくださると嬉しいです!! (2020年4月24日 3時) (レス) id: 728947fc11 (このIDを非表示/違反報告)
こすもす。 - 実弥推しになりそう、!めっちゃ話の内容好きです!作者様、書いてくれてありがとうございます! (2020年4月23日 0時) (レス) id: f30f25af72 (このIDを非表示/違反報告)
花月(プロフ) - 夢世_yumese_さん» あぁぁ!すみません!気づきませんでした。教えてくださってありがとうございます!! (2020年2月9日 13時) (レス) id: 728947fc11 (このIDを非表示/違反報告)
夢世_yumese_(プロフ) - オリジナルフラグ外しましょう! 違反報告される場合があります。 (2020年2月9日 13時) (レス) id: 093bdce514 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花月 | 作成日時:2020年2月8日 18時