流星群と王子様 (ページ2)

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流星群ページ2

いつか、王子様と一緒に流星群を見れますよーに

そんな願いをした8歳の時から10年

夜中に家を抜け出そうとした私を見つけたお兄ちゃん

『お兄ちゃん、秘密だよ？』

広臣｢補導されんなよ～。｣

そう言って、2階の部屋から降りた

そして、近くにある公園に行き、ジャングルジムに直行した。

ジャングルジムに乗って、見ようとしたが

そこに居たのは絵に書いたような王子様だった

？｢こんばんは。お嬢さん｣

『え、誰？』

？｢朱雀奏と申します。僕がここにいることは誰にも言わないで欲しいです。｣

え？聞いたことあるような…

朱雀グループ？

まぁいっか。

『あっ！流星群!!』

そう言って、ジャングルジムに登り座りながら見始めた。

奏｢綺麗ですね。｣

『そうですね』

どうしよう。流星群、やっと見れた。

願い事はある。

『いつか、好きな人に会えますよーに』

そう呟いた。

好きな人？

出来るわけないだろぉっ！

奏｢僕もお願い事した方がいいですね。｣

『どっちでもいいと思います。』

奏｢貴女の願いが叶いますように｣

えっ？！

驚いて思わず、変な声を出してしまった。

『へぇっ？！』

きっと、顔は赤い

気が付くと流星群は終わっていた。

ジャングルジムから降りようとした時、危ないからということで手を差し伸べてくれた。

触れた所が熱く感じる。

走って、自分の家に逃げた。

その時気付いた。

『キーホルダーがないっ！』

星の9つ、付いたキーホルダーを無くしていたらしい

もう、これ以上いたら絶対補導される。

そう思い、明日の朝に探そうと試みた。

家に戻り、明日の準備をして仮眠を取るともう朝になっていた。

『おはよう』

父｢おはよう｣

母｢おはよう!!今日から、アメリカだからこの野郎どもよろしくね!!｣

『うん』