キスからはじめる犯罪都市生活2【名探偵コナン】

ただの女 ページ15

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【カシャ】









色々メタい事を考えながら歩いていると、数回、カメラのシャッターらしき音が聞こえた









は?え、ストーカー?







いやありえるぞこの容姿だからなうん謙遜はしない←







前の世界の私なら絶対ないと思う。あっ、嬉しいかな悲しいかな









『･･･』









とりあえず犯人をおびき寄せようと、少し狭くて暗い路地に歩く









･･･足音が増えた?








2、いや3か









『気づいてるんだよ!!っと･･･っ、ふっ、!』









角を曲がったところで身を翻し、ストーカーに回し蹴りを御見舞すると、受け身をとられた








が、そんな事は想定内なのですかさず鳩尾ストレートをぶち込むと、流石にただの女にそれはできないと思っていたのか、男はその場に落ちた









「この女(アマ)!!っおら!」









その後ろからナイフを持ったもう1人が襲いかかってくるが、足音で分かっていたのだから容易に避けられる









と言うより･･･









『遅い』









ガっっ!と、男のナイフを持つ腕を上から撃ち落とし、そのまま後ろにまわり、首を蹴りつける









ああ勿論、死なない程度に。









『･･･あともう1人は?あ、ビビっちゃった?』









ふふふ、と、ちょっと調子に乗って笑ってしまう









対人は久しぶりで、やはりいつかの鍛錬を思い出し、まだまだ力が有り余る









「･･･僕の事は蹴らないでくださいね」









『昴さん!?』









お手上げですから、と言いながら両手を上にあげて姿を現した昴さん









どうしてここに･･･









昴「スーパーで買い物をして帰る途中、あなたがつけられているのを見かけたので、心配･･･の必要はなかったみたいですが」









『あ、はは･･･なんかたまたま、無事でしたね･･･』









昴さんはまさに「たまたま、ねえ」とでも言いたそうな疑わしい目を向けているが、私はあくまで偶然で片付けたいのである









見逃してください昴様赤井様緋色様!!









昴「兎に角、工藤邸はすぐそこです。失礼しますよ」









『ぅえっ!?!?』









『な、なななにするんですか昴さん!?』









昴「おや、可愛らしい。顔が真っ赤ですよ」

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