じ ぇ ね 日和、[２]

・ ページ17

｢てか、誰？

A会社に呼んだやつ｣






『部長』






｢あら……、お偉いさん…、｣






『ほら、笑

だからそろそろ行かないと』







｢俺と仕事どっちが大事？｣







『仕事』






｢ねーぇーー泣｣






『ウソウソ 笑

亜嵐ならわかるでしょ？

お仕事の大事さ』






｢わ…かるけど……｣







『帰ってきたらいっぱいぎゅーするから 笑』






｢ほんとに？｣






『ほんとほんと 笑』






｢……じゃーちゅーしよ。｣






『へ？笑』






｢ちゅーしてくれたら

手離すから！｣






『……じゃ…目閉じて』






｢……えぇ？笑｣









何故かモジモジし出す亜嵐。









『ちょ、自分で言っといて

ニヤニヤしないでよ 笑』







｢ちょ、俺からしていい？｣







『あら積極的』






｢るせ、目閉じて｣









・









・









少し早くなった鼓動。

胸に手を置いて落ち着かせながら

時計を見ると＿＿＿＿、









あぁ、もう


遅刻確定だ。









ー 俺 と 仕 事 と 。ー

と。/ 隼→←俺。/ 亜嵐

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