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1回眠りについたら私は中々起きないから
大丈夫だろうと思って
だけど、ナムジュンさんとユンギさんに鍵をかけることを言われたので
鍵を一応かけてベッドに潜る。
あんなに優しいホソクさんの人格が変わるなんて想像すら出来ないなぁなんて思いながら目を瞑る。
「ん、んん…今、何時…?」
普段なら絶対に夜中に起きることは無いのに
気になることがあると深く眠れない性格なのか
それとも寝る前に沢山水分を摂ったのが悪かったのか
まだ深夜2時なのにも関わらず起きてしまった。
「どう、しよう…部屋から出ないでねって言われてるけど…」
生理現象が私を襲う。
部屋で間に合わなくなるのだけは避けたい。
ホソクさんがどこにいるのか分からないけど
取り敢えず静かに歩けば見つからないと思うし
…でも、流す時はどうしようか。
音で絶対にバレてしまう。
鍵をかけて事なきを得るまではじっとしてれば良いかな。
なんて浅はかな考えで部屋を出る。
生理現象には人間、勝てないのは決まっているのだから仕方がない。
「わ…大きな月」
幸いにも月明かりが家の中を照らしていて
真っ暗では無い。
だから、静かに転ぶことも無く目的地に着くことが出来た。
なるようになれと思い切って流すと
ホソク「…音?誰かいるの?」
やっぱり音につられたホソクさんがドアをトントンと叩く。
…あれ?普段のホソクさんだ。
口調も、声色も人格が変わるなんて嘘みたいに
いつもの、普段のホソクさんで
「…あ、わ、私です…」
ドア越しに会話を進めてみても
普段のホソクさんと相違なくて
安心してしまう。
だから、普通にトイレから出てきてしまったんだ。私は。
自分で事なきを得るまではじっとしてようと決めたのに。
ホソク「んあ、ダメだよ、Aちゃん。ここから出てきたら」
「っ、あ…ホソク、さ…」
いつものホソクさんはどこに行ったのだろうか。
妙に艶やかで、瞳も冷めたみたいに冷たくて
声では分からなかったホソクさんが
そこにいて
ホソク「…んー…Aちゃん、いー匂い」
私を引き寄せると
首筋から耳にかけて鼻を鳴らしながら
匂いを嗅ぐホソクさん。
時々、唇を這わせて
でも、噛みつかずに私の首筋を触るホソクさんに
心臓がドキドキしてうるさくて
体温が上がって
どうしようも出来ない。
「あ、ホソクさ…」
ホソク「だめ?俺、欲しい…Aちゃんの、美味しそうな、血」
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ぴよだんご(プロフ) - MARIさん» マリさんありがとうございます!!続篇!!おぉーー!嬉しいお言葉!!!いつか書けたらと思います!ありがとうございました!! (2023年4月3日 12時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
MARI(プロフ) - 甘々🐱さん最高過ぎます〜!ドキドキキュンキュンでした!完結おめでとうございます!どこかで続編が読めたら…とこっそり思っております★ (2023年4月3日 9時) (レス) @page50 id: 50706b81ce (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - めぐみさん» めぐみさん!ありがとうございます!だいぶ待たせてしまいまして大変申し訳ございませんでした!!ゆっくり書きますのでよろしくお願いします! (2022年7月27日 16時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - 毎回ドキドキしながら待っています。ぴよだんごさんのお話が、とても好きで好きでたまらなく好きです。楽しみにしています。頑張ってくださいね(*^^*) (2021年8月19日 18時) (レス) id: ebda626bc4 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよだんご(プロフ) - kns0822ksrrさん» わぁぁあっ!ありがとうございます!!!嬉しいです!!これからもよろしくお願いします!! (2021年8月15日 20時) (レス) id: 4f36815b2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴよだんご | 作成日時:2021年7月3日 13時