【A3!】守りたいヤツ【男主】

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｢な、相手して。お前のせいで逃げちゃったんだから｣

A｢待ってホント無理！！｣


俺は！！！たちなの！！！！！！


？｢お前等何してんだ｣


低い威勢のある声が聞こえた。こいつもO高らしい。


｢ひょ、兵頭…！｣

｢や、やべえ…兵頭十座だ、逃げんぞ！｣


そう言って2人はその場から去っていった。


A｢あっ、ありがとうございました…｣


十座｢おう｣


兵頭十座って…あの？！万里が負けたっていう…。


A｢あの…！｣

十座｢なんだ｣

A｢摂津万里って知ってますか…？｣

十座｢いたな、そんなやつ｣


あんまり、覚えてねぇんだ…。万里、病院で兵頭兵頭ってうるさかったのに…。


A｢俺が、仇とります｣


身構えると兵頭十座に頭をぐしゃぐしゃと撫でられた。


A｢えっ、ちょ、ちょっと？！｣

十座｢！悪い…、従兄弟に似てたもんだから。これ持って帰れ｣


差し出された透明のビニール袋。なんだこれ、ケーキ…？


十座｢じゃあな｣

A｢えっ、ちょっと！！！コレ！｣

十座｢やる｣


いや やる って…。って違う！

ただ助けられてケーキもらって…。


…まあいいか。いい人そうだったし。

喧嘩売った俺があほらしいと思い、万里のいる病院に向かった。

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