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第3話─不仲兄妹─ ページ4

You_side

目の前にいる敦くんをなんか、変な圧で押しまくった。すると、敦くんは、苦笑いになりながらまぁまぁと云った。


「私の何処が、落ち着いてないとでも?」

敦「そういう処ですよ、」

「悪かった、許してくれ給え……」


だけど、私が何故こんな処に居るのか、実は私の正体は現在ポートマフィアの幹部の座に着く者だ。そして何故此処に居るのかは、彼を見張る為。


太宰治を監視、そして、今現状をポートマフィアの首領(ボス)に伝えること。


そして私を足のように使い、兄を連れて帰れるなら連れ帰るという命令。


国木田「貴様らの様な兄弟は初めてだ、人の話は聞かない。それに加えて仕事はしない。全く、」


「あのですね、私はちゃんとやってるんですよ、何故か彼がですね、私に仕事を擦り付けてくるんですよ、国木田先輩、これは私の責任ですか???」

国木田「弟ならちゃんと兄を見ろ!!連帯責任だ!!」

こんな糞兄貴のせいで、普通に聴いてた「連帯責任」という言葉が嫌いになったよ。もっと真面目にならないと、まじで死なす。



「ぇぇぇぇぇぇぇぇ」

国木田「ぇぇぇぇじゃない、Aが頑張っているのは認めるが、太宰の教育もしっかりしてくれんと困る」

「それは上司である貴方の仕事でしょうが!!!」

そう叫んだが、国木田は何もなかったかのように「さぁ仕事仕事」と云って机に向かう。私はそれを「ぐぬぬ」と拳を強く握り、耐えていたが、全て馬鹿馬鹿しくなり溜息を吐いて風船のように(しぼ)んだ気持ちだ。


乱歩「なんか、Aが可哀想だから、はい、チョコあげる」


乱歩さんから貰った一つのキューブ型のチョコレート。其れを有難く受け取り、口に入れると、ほろりとチョコの風味が口の中を包み、甘さに頬が緩んだ。


「乱歩さん有難う御座います!おかげで、気持ちが凄く落ち着きました」

乱歩「良いんだよ、良かった良かった」


乱歩さんは、手に饅頭を持ってにひひと微笑んでいた。


賢治「お疲れのご様子ですね?Aさん」

与謝野「全て太宰の兄貴の方が悪いな、Aはいい子だよ、なのにあんなに国木田に言われてるのに弱音一つ吐かないんだよ?本当に強い子だよ」


「与謝野姉さん………!!!ぐすっ、」


与謝野「なんだかねェ………」


「もう、あんな兄貴要らないので与謝野姉さんが私の姉になってください、」

与謝野「アンタが私の事姉さんって言ってくれるからアンタはもう私の弟と思ってるよ」

第4話─捜索隊─→←第2話─探偵社の者たち─



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うり太郎(プロフ) - まだ設定しか読んでいないのですが、純粋に異能力多すぎでは・・・?ただ思っただけなので、特に気に止めて頂かなくて結構です。 (2021年11月14日 21時) (レス) @page1 id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
華紅薇(プロフ) - ともさん» ともさん!!コメントありがとうございます!一気に読んでくださったんですか!ありがとうございます(*^^*) (2021年9月6日 18時) (レス) id: b469182880 (このIDを非表示/違反報告)
とも - おもしろくて一気に読みました!更新楽しみにしてます!! (2021年9月6日 0時) (レス) id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魚Aya | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maasasr/  
作成日時:2021年8月14日 0時

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