検索窓
今日:4 hit、昨日:19 hit、合計:51,064 hit

第24話─うずまき─ ページ25

「まぁまぁ、少し兄に奢ってもらいたいので」


太宰「なぜ私が!!!」


「仕事中なのに入水の助けに行ったから」


太宰「其れは君じゃなくても他の人が助けに来たかもだろ?」


国木田「誰が行くか!」

与謝野「うん、妾も行かないねェ」

みんなの拒否っぷりに兄の顔が引きってきてる、あはは!ざまぁみろ((


「取り敢えず、谷崎さぁーん!いこう!なんなら、兄なんか置いていこうぜ!」

太宰「それは許さない!!」



って事で、"うずまき"と云われる喫茶店に来ました。ここは何処かと云うと、武装探偵社の建築物の1階にある、喫茶店なのです。此処はよく武装探偵社の他愛もない話や、作戦を練る為に使われる場所でもあるのです。



自分は兄の隣、そして向かいに鏡花ちゃんと敦くん、谷崎さんが座った。


「さてと、何頼みます?」


谷崎「僕は、少しアイスにしようかなぁ」


「珍しいですね、アイスなんて」


谷崎「糖分が欲しくて」


そう云ってへらっと嗤った。


敦「えっと、僕、良いんですか?」


敦くんは少しかしこまって、小さい声で云ってた。私もそれが少し可笑しかった。


「良いよ、全てこの人が払うから」


太宰「え、私に拒否権は!?」


兄が私を見て慌てる。それを私は知らないフリして頬杖を着いた。


敦「有難う御座います!太宰さん!」


太宰「君は少し遠慮とかしようかぁ、まぁ、良いよ、たまには」


敦くんが目を輝かせて。


敦「お団子を食べたいです!」

鏡花「私も!」


2人が子供のように、お団子を強請った。私も、それが可愛くふっと嗤って頷く。


そして、店員さんを呼んだ時に私は「あっ、」と小さく云った。その店員さんも気づいたらしく、私にふわっと微笑んでくれた。


「今朝の女性、此方(こちら)に働いてらっしゃったのですね、」


女性「すみません、はいそうなんです」


「その節は兄が申し訳ございませんでした」


立ち上がって頭を下げた。女性は、自分の口元を抑えて上品に微笑んだ。


太宰「あれ、Aは会ったことなかったっけ?」


「無いよ、」


谷崎「この方は此処で働いてて、長いんですよ」


「そうなんですか、まさか。何時も兄に変なこと云われてませんか?」


女性「何時も云われてます、でも慣れてますよふふっ、」


そんな感じが流れて結果頼むものを頼んで今それが並んでいる状態。


私は特に食べるのが無いため、珈琲を頼んだ。兄も同じく。

第25話─落ち着く─→←第23話─兄の野郎─



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
74人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

うり太郎(プロフ) - まだ設定しか読んでいないのですが、純粋に異能力多すぎでは・・・?ただ思っただけなので、特に気に止めて頂かなくて結構です。 (2021年11月14日 21時) (レス) @page1 id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
華紅薇(プロフ) - ともさん» ともさん!!コメントありがとうございます!一気に読んでくださったんですか!ありがとうございます(*^^*) (2021年9月6日 18時) (レス) id: b469182880 (このIDを非表示/違反報告)
とも - おもしろくて一気に読みました!更新楽しみにしてます!! (2021年9月6日 0時) (レス) id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:魚Aya | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maasasr/  
作成日時:2021年8月14日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。