彼の前で歌って……。〖枢軸＋α〗 ページ5
南イタリアの場合【一人で歌っていた】
「なんの歌を歌ってんだ？」
彼は、貴女を後ろから抱きしめながらそう言いました。貴女は得意げに歌っていた曲名を彼に言えば。
「へぇー随分悲しそうなやつ歌うんだな、なんか俺嫌だ」
そういう彼に、貴女は笑いながら彼の頭を撫でてあげます。彼は貴女の首筋に顔を埋めて言います。
「Aが消えるなんて、嫌だからな」
�犂鬚靴い覆�〜ロマーノがそう言ってくれるなんて��
「馬鹿っ！からかうなちくしょー！！」
とは言いながら貴女から離れようとしないので、本当に彼はそう思ってくれたのでしょうね。貴女は少し悲しげに微笑みます。
スペインの場合【消えながら】
「Aッ！なんで、こんなｯ…………」
貴女を抱き抱えて、片方の手で貴女の顔を撫でて、彼の目からは涙が溢れます。虫の息で、もう彼女が助かることはないと、伝えているようです。
「なぁ、俺たちこれからたくさん楽しいことするって言ったやろ……！？なんで、消えようとするんや！」
「頼む、俺を置いていくな……A、」
微かに開けた貴女の瞳には、涙でキラキラに輝く彼の瞳が、貴女の表情を柔らかくさせました。微かに上げた口角で、微笑んだ貴女に、彼の目から涙が止まることを知りません。
彼が好きだと言ってくれた歌を、歌い、そして、静かに貴女の体は消えていきました。
「ｯ……くそっ……親分、お前がいない世界で、一人は嫌やｯ……！」
唸るように泣いた彼は、天を仰いで声を上げて泣きました。
プロイセンの場合【一人で歌っていた】
「さすが俺のAだぜ！」
丘の上で、歌い終わった貴女は呼吸を整えて、振り向いた時に貴女の目の前には笑顔で立っていた彼が。
�狎爾�けてよ、驚いちゃったじゃん�甼辰�すぎて心臓が口から飛び出るかと思った貴女。少し胸を抑えて溜息をつきます。
「悪ぃ悪ぃ……ついお前の歌声に聞き惚れてよ」
悪びれる様子はなく、ただ嬉しそうにそういう彼に怒れない貴女は、呆れるように笑って彼の隣に立ちます。
「また歌ってくれよ。今度は俺の前で」
�犢佑┐討�く�瓩修Ω世Φ�女に、彼は、貴女と手を繋いで家路へと向かいます。
彼の前で歌って……。〖連合〗→←彼の前で歌って……。〖枢軸〗〖リク〗
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲夜 - リクエストで古明地こいしのコスプレしてみたで追加キャラは シンガポールさんとマレーシアさんとフィリピンさんよろしくお願いします (2022年9月25日 18時) (
レス) id: f2c43ad404 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - わぁーありがとうございますm(_ _)m (2022年9月25日 17時) (レス) @page48 id: f2c43ad404 (このIDを非表示/違反報告)
華紅薇(プロフ) - リリーさん» 了解しました！リクエストをお書きする時は後編に書かせていただくのですが、それで宜しければお描きします！！ありがとうございます😊 (2022年9月24日 15時) (レス) id: b469182880 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 私のリクエストに応えてくださりありがとうございました。日帝さんもいて嬉しかったです。次のリクエストとして夢主と彼が入れ替わってしまったらというのをお願いしたいのですが大丈夫でしょうか？ (2022年9月24日 10時) (レス) id: e6c12b1f61 (このIDを非表示/違反報告)
華紅薇(プロフ) - Maさん» 了解しました！！コメントリクエストありがとうございます！ (2022年9月23日 12時) (レス) id: b469182880 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：華紅薇 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maasasr/
作成日時：2022年9月9日 21時
