検索窓
今日:2 hit、昨日:26 hit、合計:30,905 hit

俺の心臓のような君 1〖伊〗〖悲恋〗 ページ24

イタリア side

いつだったかな……。いつからか、俺の心臓が無くなったんだ。なんでだろうね。


毎回雨の日に、心臓があった所がじくじくと痛むんだ。ドイツに聞いても、日本に聞いても分からないって言うんだ。


ドイツ「心臓が痛むとは……国がそんなことあるのか……?」

日本「不思議ですね……」


皆には、俺の心臓がないのを見えてないらしい。

じゃあ、俺の心臓はどこに行ったんだろう。



悩みながら街を歩いていた時に、ドンッと僕の肩に、誰かがぶつかった。急いで振り向いた時に、女の人が倒れてた。



イタリア「だっ大丈夫!?」


どこか痛むのか、うっと言いながらこちらに顔を上げた。その時に、僕の心臓はズキリと痛んだ。


「たっ、助けてください!お願いですっ!」

イタリア「ヴェ!?わっ分かった!」


俺の服にしがみつくようにして、泣きそうになりながら必死に言うから、俺はワケも分からないまま彼女を助けた。


家に連れ帰って、毛布を彼女の肩にかけてあげて、コーヒーを作ってあげた。


「ありがとうございます……」

イタリア「ヴェー・・・・・・大丈夫・・・?随分怖がってたみたいだけど、何かあった?」

「いえ、あの……実は、」



イタリア「えっ!?家を追い出されて、帰る場所がない!?」

「はい、追い出されてから、街を歩いてたら、男の人たちに襲われかけちゃって……命からがら逃げてきたんです……」

イタリア「そっか……良かったね、ここら辺マフィアとかもいるからさ、良かったら俺の家で良ければ、泊まっていってもいいよ?」

「ありがとうございますッ……」



ボロボロのスカートに、少し汚れてる上着、彼女の髪はボサボサで、目は赤くなってて、可哀想な身なりをしてた。


イタリア「安心してね、僕はイタリア!この国の化身なんだ!よろしくね!」

「私はAです、イタリアさん、ありがとうございますッ……」


ぺこりと頭を下げるから、礼儀の正しい子なんだろう。俺もなんだか、この子のこと、不思議に思った。


イタリア「良かったら、ッ……!?」


不意に彼女の方を見てたら、あったんだ。見つけたんだ……。



イタリア「……僕の心臓……」



「……?」

僕の心臓のような君 2→←貴女は僕の何……。2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:ヘタリア , 短編集 , 反応集
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

咲夜 - リクエストで古明地こいしのコスプレしてみたで追加キャラは シンガポールさんとマレーシアさんとフィリピンさんよろしくお願いします (2022年9月25日 18時) (レス) id: f2c43ad404 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - わぁーありがとうございますm(_ _)m (2022年9月25日 17時) (レス) @page48 id: f2c43ad404 (このIDを非表示/違反報告)
華紅薇(プロフ) - リリーさん» 了解しました!リクエストをお書きする時は後編に書かせていただくのですが、それで宜しければお描きします!!ありがとうございます😊 (2022年9月24日 15時) (レス) id: b469182880 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 私のリクエストに応えてくださりありがとうございました。日帝さんもいて嬉しかったです。次のリクエストとして夢主と彼が入れ替わってしまったらというのをお願いしたいのですが大丈夫でしょうか? (2022年9月24日 10時) (レス) id: e6c12b1f61 (このIDを非表示/違反報告)
華紅薇(プロフ) - Maさん» 了解しました!!コメントリクエストありがとうございます! (2022年9月23日 12時) (レス) id: b469182880 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:華紅薇 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/maasasr/  
作成日時:2022年9月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。