Episode10 【SHO side】 ページ10
結局、廉に加え、同じくメンバーの神宮寺勇太と岩橋玄樹も一緒に飯に行くことになった。
久しぶりに心置きなくゆっくりできる時間が取れて、会話も弾む。
「それにしても何か意外やったな〜」
突然廉がそう言った。
「何が？」
「紫耀がAさんに素を見せてるっていうのがさ」
「別にそんなつもりないけど」
突然マネージャーの話になって、俺は表情を曇らせた。
「だって他のスタッフさんには絶対あんな口の利き方せぇへんやろ？」
「確かに紫耀、Aさんの前だと言いたいこと言ってるっていうか、何か楽しそうだよね」
玄樹まで変なことを言うから、危うく飲んでいたウーロン茶を吹き出すところだった。
「お前まで変なこと言うなよ」
「ええやん。マネージャーさんと仲いいのはええことや。それにAさんもいい人そうやし」
「そうか？俺に口悪いって言うわりにあの人だって俺にそうとうひどいこと言うんだぞ。俺のこと生意気だとか男に見えないとか」
「へぇ〜。そんなこと言われて、ちょっと傷ついたりしちゃったんだ」
神宮寺までニヤニヤしている。
「だから違うって。お前たち何か誤解してないか？マジであの人と俺仲良くないから。仲いいのは岸くん、だろ…」
ふいに昼間に楽屋で見た光景がまぶたに浮かぶ。
２人で同じスマホの画面を覗き込みながら楽しそうに話している岸と彼女の姿だ。
俺は脳裏からその映像を消し去ろうと、店のメニュー表を開いて意識を逸らした。
Episode11 【SHO side】→←Episode9 【SHO side】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 530人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「King&Prince」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さや(プロフ) - chihiropooh1123さん» コメントありがとうございます！嬉しいです！ 頑張って続き書きます！！ (2018年6月11日 0時) (
レス) id: d50237b6e9 (このIDを非表示/違反報告)
chihiropooh1123(プロフ) - 凄く楽しませて貰ってます。次回話楽しみにしてます。 (2018年6月10日 15時) (レス) id: 016550d6cd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：SaYaKa | 作成日時：2018年6月2日 2時
