Episode7 【SHO side】 ページ7
翌朝。
遠くで電子音が聞こえて目が覚めた。
寝ぼけながらも、右手だけ布団から出してスマホを探す。
ようやく見つけて画面を見ると、マネージャーからの着信だった。
「･･････はい」
何とか声を絞り出す。
「やっと出た。おはようございます。もしかしてまだ寝てる？」
「･･････」
「平野くん！昨日言ったでしょ？７時に迎えに来るって。起きて！」
朝からキーキーうるさい女だ。
そんなことを考えながら俺はまた意識を手放した。
ピンポーンピンポーン
今度は部屋のインターホンが鳴る音がして、また目が覚めた。
どうにかベッドから起き上がり廃人のような足取りでインターホンのモニターの前に立ち通話ボタンを押す。
「ねぇ起きて！もう仕事に行く時間よ」
「分かってるっつーの。朝から大声出すなよ」
「分かってるんなら早く降りてきて」
「はいはい」
通話を終えると、俺は１０分で身支度を整えて駐車場へと向かった。
「遅い！」
車に乗り込むと運転席のマネージャーが怒っている。
「朝からそんなに怒んなよ。シワ増えるぞ」
「怒らせてるのは君でしょ？遅れたらどうするのよ」
「遅れないように何とかするのがあんたの仕事だろ。ま、頑張ってよ。着いたら起こして」
会話を無理やり終わらせるように、俺はシートを倒して目を閉じる。
運転席から「もぉっ」という声が聞こえたが無視を決め込んだ。
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さや(プロフ) - chihiropooh1123さん» コメントありがとうございます！嬉しいです！ 頑張って続き書きます！！ (2018年6月11日 0時) (
レス) id: d50237b6e9 (このIDを非表示/違反報告)
chihiropooh1123(プロフ) - 凄く楽しませて貰ってます。次回話楽しみにしてます。 (2018年6月10日 15時) (レス) id: 016550d6cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SaYaKa | 作成日時：2018年6月2日 2時
