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三大魔法学校対抗試合を機に、ビルとAはイギリスに帰省した。聞くところによれば、Aは不死鳥の騎士団に入団し、呪い破りの仕事は辞めてしまったそう。
俺がもう少し早く生まれていたのなら、今すぐ彼女の所に飛んでいって、不死鳥の騎士団の団員として守ってあげられるのに。
アンブリッチに支配されたホグワーツで俺に出来ることと言えば、とびきりの悪戯グッズの開発か、ダンブルドア軍団で魔法を練習することくらいしか無かった。
ホグワーツでの縛られた生活に耐えきれなくなって、彼女に手紙を書いた。
「ホグワーツを出ようと思うんだ。WWWを経営しながら、不死鳥の騎士団に入団しようと思うんだ。…Aは応援してくれる？」
我ながら情けない手紙のような気もした。でも、こんなことくらいしか今は伝えることがないし、どんな内容でもいいから、とにかく今はAと話したかった。
「素敵ね、ジョージ！！最高よ！ホグワーツで学び足りないことがもしあるのであれば、私が教えてあげるし、今の貴方の判断は正しいと思うわ。何より、自分で決断したことが素晴らしいと思う。ジョージはすごいのね！」
前向きな彼女らしい返答に思わず笑みが溢れる。「愛しのAからかい？羨ましいねえ！」と、相棒が声をかける。そうだろう！と言わんばかりの笑みを見せつけると、大袈裟にWOWと言ってロニー坊やをからかいに出てしまった。
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ホグワーツを自主退学した後、真っ先にAの所へ向かった。彼女は俺たち2人を抱きしめて、「貴方たちはほんとに勇敢ね！誇らしい……」と言ってくれた。そう言ってくれるだけで、俺は十分だったし、嬉しかった。
ビルとフラーは交際を始めたようで、Aもそれを心から応援しているようだ。
それよりも、俺はいつ彼女が自分の気持ちに気づくのかひやひやしていた。もし気持ちに気づいてしまったら、きっと後悔して深く傷つくだろう。フラーと交際を始めてしまった時点でもう遅いのだ。
学校中の皆を笑わせることが出来ても、一番笑顔になってもらいたい人を笑わせることが出来ないなんて、男として失格だ。ロニー坊やに会わせる顔がない
Aはビルの前では本当に綺麗に笑うんだ。
Aが悲しんでいる時、俺は傍にいれるだろうか。頼りになる男でいれるだろうか。
俺にあの綺麗な笑顔を見せてくれるだろうか。
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フォイの許嫁(プロフ) - どのお話も切な過ぎて泣きそうです.....😭 (4月21日 14時) (
レス) @page22 id: 8a6381d4ef (このIDを非表示/違反報告)
霞(プロフ) - スピカブラックさん» 記載出来ていたつもりが、出来ていなかったようですみません。リクエストにお応えするつもりは今のところありません。遅筆ですし、不定期に気分で書いているので催促はやめていただけると嬉しいです。私の注意不足ですみません💦 (2022年11月14日 13時) (レス) id: 15ecf1a3d4 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - 霞さん» まだですか？ (2022年10月3日 8時) (レス) id: 7ca7b99cb8 (このIDを非表示/違反報告)
スピカブラック - リクエストでスネイプ先生書いて欲しいです！ (2022年9月21日 14時) (レス) id: 7ca7b99cb8 (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - どのお話も素敵で感動しました。これからも素敵なお話楽しみにしています。 (2022年9月21日 3時) (レス) id: e3d27a2b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞 | 作成日時：2021年1月17日 23時
