深夜テンションで買った植物が人になるなんて聞いてない【wrwrd】

社会人の日常 ページ6

数日後。

「お疲れ様でした！」

亮「おう、お疲れ。また明日な」

「うん！」

先輩「……あ、A｣

「はい……？」

先輩「これやっといて。明日までに。」

「え？！……いや、あの、私これから帰ろうとｰｰｰｰ

先輩「これから……何？」

「…………わかりました。やっておきます。」

先輩「ありがと。………………ねぇ亮く〜ん♡」

亮「？はい」

先輩「これから〜♡一緒にカフェ行かな〜い？」

亮「……あー、すいません。俺今からA手伝おうと思って。｣

先輩「え？……………………なんで？」

亮「いや、だってあいつ今から帰る予定なのにまた
仕事入って大変そうじゃないですか。"また"。」

先輩「……そうね、じゃあまた今度にするわ」(ﾁｯ)

亮(あんなの気にしなくていいからな？)

(うん、ありがと。)

…………………………どうよ皆(読者)？
私のパワハラされっぷりは？？

ね言ったでしょ最初ババアって。あいつやであいつ。
そんで亮くんがまぁ優しくて。

亮(あと俺やっとくから、Aは帰れよ？)

「いや！流石にそれは悪i((「いーーーのっ！」

「……そっか。ほんとにありがとね亮くん！」

亮「っ！！………………お、おう///｣

……ん？なんか照れてね？
待って私無自覚にあの子落としてるとかないよね？

私にはせらくんしかいないからね？？
まいいや。
とにかく早急に会社を出た。

家のドアを開けると、いつも嗅ぎなれないコーヒーの香りがした。

私自身眠かったら即エナジードリンクだから
あんまコーヒーとは縁がない人間だ。

「ただいまぁ〜…………って、え？！｣

なんと数日前ににょき。と育ち始めた
グルッペン･フューラーなる植物が、植木鉢も合わせると私の半分くらいまでに育っていたのだ。

全身が黒く、所々に金が入ったその茎や葉は、
魅力も倍になっていた。

「……成長早くない？だって育て始めたん数日前よ
どうしようあれって永遠にのびちゃう系？

やだよ私流石にいくら綺麗でも
あんなんが家にずっとおったら堪らん
しかもあれがもう9個でしょ？気が滅入るわぼけ。」

とか抜かしつつも今日もちゃんとコーヒーを植木鉢に注いだ。……………………そういえば。

「まじでコーヒーと思想本で育ってんじゃん………」

その後また一通り思想本を読み聞かせ、私は
ベッドに入った。

なんだろうか。別にペットって訳じゃないけど
家に人が増えたような気分だ。










……でかいからやな。うん。HAHAHAH((( ˘ω˘ ) ｽﾔｧ…

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