可愛い妹4 ページ17
『あ…？何でこんな事になってんの…？』
編集してて寝落ちした俺の目に飛び込んできたのは、いつの間にか掛けられてた薄掛けと俺のベッドで寝ているAだった。
俺に薄掛けを掛けてくれたのは解る。あいつは優しいからな。
けど、これは駄目だろ。一応俺男だぞ。親戚だろうが駄目だろ、Aよ。
『はあ……起きたら説教だな』
でも、Aが薄掛けじゃなく普通の布団を被ってる時点で察する。
大方クーラー効きすぎてて寒かったんだろう。
だったら消したり温度上げたり何だりしろよ…
半分呆れながら、残りの編集を終わらせリビングの布団で寝付いた頃にはもう4時を回ってた。
_________
ふわりといい匂いがして目が覚める。
携帯を見ると時間は8時半。俺には早すぎる起床時間だ。
ぼーっとしながらキッチンへ行くと、Aが呑気に朝飯なんて作ってた。
うまそ、と思ったがこれはこれそれはそれだ。
A 「あ、おはようキヨ兄」
『はよ』
へらっと笑いながらそう言ったAに低い声で返事してやると、びくっと明ら様に反応したA。
そのまま奴の手を引いてリビングに連れ出し、正座させる。
Aは空気で俺が怒ってんのを察したのか黙って座った。
『お前なぁ、昨日自分が何したか分かってんのか』
A 「……キヨ兄の、ベッドを占領しました…本当にごめんなさい…」
『まぁそれもあるけど俺が言いたいことと違う』
俺のその言葉に心底分からないという顔で見るA。
『男のベッドなんて易々と行くもんじゃねぇの。つか男のベッドでなんて寝んな！お前は女だろ』
A 「……うん、ごめんなさい」
そう謝っときながら、何やら頬が緩んでいる。
何なんだ、俺なんか変な事言ったか？
A 「なんでもないの！…さ、ご飯の支度すぐするね」
それから、説教したのに機嫌の良いAが出来上がった。
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蘇澳(プロフ) - けろさん» コメントありがとうございます！とても励みになりました！お目に入れて頂き光栄です！これからも更新がんぱりますので宜しくお願いします^^ (2019年8月30日 16時) (
レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
けろ(プロフ) - 初めまして！毎回更新を楽しみにしています(^^)居候生活編も楽しみに待ってます笑小説書くのは大変だと思いますが応援しています！ (2019年8月30日 12時) (レス) id: 2aaeade905 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘇澳 | 作成日時：2019年8月12日 23時
