叶わない1 ページ1
『キヨ兄、遊んで〜』
キヨ 「よーし、掛かってこいA!」
お盆やお正月にほんの少しだけ会えるキヨ兄。
偶にくれるお小遣いより、キヨ兄が遊んでくれる事の方が嬉しくていつも抱き着いて一緒に遊ぼうとせびっていた。
『Aね、おっきくなったらキヨ兄のおよめさんになる〜!』
キヨ 「俺のおよめさんか〜。じゃ、俺に見合うイイ女にならねぇとな?」
『キヨ兄に見合う、いいおんな…?…うん!なる!A頑張る!』
小さな私を抱き上げながらからりと笑ったキヨ兄がかっこよくて、今でも鮮明に思い出せる。
_______
「あ、あの月城…お、俺と付き合って」
小学校に上がってから急に告白される事が多くなった。
『…ごめんなさい』
「そっか……理由、聞いていい…?」
『…好きな人、いるから』
「…それじゃ勝ち目無いな…明日からはまた友達としていてくれる?」
『うん』
いつだって私の心の中にいるのは、あの人だけ。
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これは、叶わない恋の話。
私の、年の離れたキヨ兄への片想いの話。。
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蘇澳(プロフ) - けろさん» コメントありがとうございます!とても励みになりました!お目に入れて頂き光栄です!これからも更新がんぱりますので宜しくお願いします^^ (2019年8月30日 16時) (レス) id: e4a4be21c3 (このIDを非表示/違反報告)
けろ(プロフ) - 初めまして!毎回更新を楽しみにしています(^^)居候生活編も楽しみに待ってます笑小説書くのは大変だと思いますが応援しています! (2019年8月30日 12時) (レス) id: 2aaeade905 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蘇澳 | 作成日時:2019年8月12日 23時