メール仲間 ページ37
またいつか会えるだろうと思っていたけど、まさかこんな早くに会えるとは……
私が驚いた顔で見ていると、クロロは私の手元にある携帯を見た
「携帯買ったんだね。じゃあ……」
と言ってクロロは自身の携帯を出した
「あっ……はっはい！」
私も急いで携帯のメールアプリを開く
だが始めたばっかりすぎて、登録の仕方
そんな私を見てクロロは少し笑って私の手の上から私に見えるようにして
自身のメールアドレスを私の携帯に登録した
「わぁ……」
初めてメール相手が出来たのと、小っ恥ずかしさで少し頬が赤くなる
「何でもいいからメール送ってみて」
クロロにそう言われ私は
『よろしくお願いします。』
と、覚束無い手付きで打ち込み、送信した
クロロの携帯から音が鳴ると同時に少し光る
クロロは携帯で何かを操作したら
今度は私の携帯が鳴る
画面を見ると新しい通知が来ていて、開くと
『こちらこそ』
と書かれたメールが送られてきた
私がクロロを見ると
クロロはクスッと笑って
「図書館に行く予定なんだろ？ 良ければご一緒させてくれないかな」
と言って私を見た
私は特に断る理由もなく
「は、はい……」
と答えてしまった
・
「へぇ……、Aはハンターなんだ。意外だなぁ」
「私が合格したのなんて、ほぼまぐれですよ」
私達は図書館に付き、適当な席に座り色々な話していた
ここの図書館は1階は基本駄目なのだが
2階はお喋りも、飲食もしていい事になっているので
2階はいつも賑わっている
席に座って話していると、クロロの見た目がいいせいか、私の勘違いなのか
なんだか目立っているように感じた
「あっ、そうだ」
私はクロロに1つ聞いておきたいことがあったのだ
私はネックレスを首から取り、羽が見えるようにクロロに見せた
するとクロロは何かを察したのか
懐から茶色く色付いた羽を取り出した
「この羽……翼人のなんじゃないんですか？」
私がそう聞くとクロロは
「ちょっと見せてくれないか？」
と言って私の手からそっとネックレスを取り
クロロの持っている茶色い羽と見比べた
クロロは少し顎に手を当て考えた後
「俺には、同じモノに見えるな……と言っても、色は違うが」
クロロは私にネックレスを返すと同時に私の手を握った
「えっ……？」
私は驚いてクロロを見る
自分の心臓が早く脈打つのがわかる
「この羽をどこで手に入れたのか、教えてくれないか？」
そう言うクロロの目は妖艶に光っていた
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名無し - もっと作ってほしいです！続編見たい… (2023年2月20日 20時) (
レス) @page47 id: d19581cf0a (このIDを非表示/違反報告)
あい - この物語とても面白いです。続きが早く見たいです。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: bcb6bd7e00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Skin | 作成日時：2019年2月24日 20時
