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二十三話 ページ23

[JKサイド]

テヒョニヒョンは、ヌナの事を大好きって言った。
でも、ジミニヒョンがレアナヌナを好きだって知ってるから、それ以上の好きにはならない。そう言っていた

あの言い方だと、テヒョニヒョンもヌナの事…

…俺の口からは教えない方がいいよな

テヒョニヒョンは、その事を知ったら傷つくと思う。
人一倍優しいヒョンだから、涙を流しそうだ

JK「ソクジニヒョン、どうすればいいんですかね
俺は…みんなの悲しむ顔見たくないです」

JN「お前の一番ツラいことだもんな〜。
こればっかりは、どうしようも出来ないことだよ

人が人を好きになるのは、自然の摂理なんだと思う」

がチャリと扉が開き、入ってきたのは
ナムジュニヒョンとホビヒョン

JK「ホソ、ギ…ヒョン…」

NJ「ごめん。聞くつもりはなかったんだけど」

後ろにいるホソギヒョンは俯いたまま何も話さない

JN「ホバ、」

HS「あージョングガー!」

ベッドサイドに座っていた俺に笑顔で飛びつくから、
勢い余って後ろに倒れてしまった

HS「ごめんなー心配かけて!でも大丈夫!

伝えるつもりは無いから」

JK「で、でもそれだとホビヒョンが」

HS「…メンバーに迷惑掛けて、誰かがツライ思いをするのは嫌なんだ。だから、俺は言わないよ」

俺の事をギュッと抱きしめて「ごめんなぁ〜」って、
いつもの明るい口調で言うから、俺の方が苦しくなった



JN「ホバ」

顔を向けると、両手を広げて待っているジニヒョン

ホソギヒョンは俺から離れて、ジニヒョンに抱きついた

途中に聞こえる嗚咽音

NJ「…レアナのこと、デビューする前からなんだよ」

JK「そんな前から…(なのにホビヒョンは…)

俺、レアナヌナのところに行ってきます」

NJ「グガ。余計な事はしなくていい」

JK「でも!…でも、それじゃぁグループが…」

NJ「いや、うん…そうなんだけどさ、」

ナムジュニヒョンは、静かに笑いだした

NJ「よく考えてみなよ。皆が想いを伝えると思うか?」

JK「…?」

NJ「そうだとしても、レアナはそれを受け入れる奴か?」

JK「ヌナは…ダンスバカです」

NJ「だから、グループが崩れることは無い。
想いを隠す事はツラいと思うけど、それを受け入れてアイドルやってきてんだよ」

JK「ホビヒョン…」

HS「ジョングガ…大丈夫だよ

よし!泣いたらスッキリした!
レアナの所行って、作曲の手伝いしてきます!」

JN「あ、夕飯何がいいか聞いてきて〜」

HS「はーい!」

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作者名:白華 | 作成日時:2020年11月23日 22時

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