My Life 【防弾少年団】 (ページ1)

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一話ページ1

私の人生は、教育番組や〇キュアを見ることじゃない

「レアナーテレビ近いわよ」

「ママ、私ダンサーになりたい」

些細な音楽番組が、
今の私を作るきっかけみたいなものだった

－設定－

如月レアナ

94line
日韓ハーフ
身長 168cm
体重 48キロ
黒髪のロング

小学生の時、ある番組をきっかけにHIPHOPを習う。
舞踊とバレエは様々な動きを習得できるようにと習っていた。

中学の入学式当日。私は河川敷にいた

「如月ー、お前今日入学式じゃないの？」

「ん？…んー、踊ってる方が楽しい」

「ほんと、お前はダンスバカだな」

リズミカルに流れる曲に合わせ、フリースタイルで踊る。私はこれが大好き

観客がいるわけでもない
橋の下で、ただ踊る私が、

一度だけ、夢を見た事がある
世界の大きなステージに立つ夢を

『叶わない夢なんか見るな』
『貴女みたいな子どもには無理な話なのよ』

周りの大人たちは口を揃えてそう言った

ここにいるのは、同じスクールの仲間
左から、悠真・佳乃子・朔夜
私より5つ上の高校生

佳「ねぇ、昨日レアナのダンス動画をネットに載せたんだけどさ」

「ん？さらっと爆弾発言したね？私聞いてないな」

佳「思ったよりバズってるんだよね」

「おー無視するな？」

ほら、と見せてきた画面には20.1万回再生と表示されていた

佳「『違う曲で見たい』って言ってる人もいるよ」

悠「え、『美人』って言われてる」

朔「俺のレアナは世界一だからな」

「誰があんたのよ」

そうして月日は流れ、2010年
その時はやってきた
佳乃子の携帯に、DMが送られてきたのだ

『動画の主と連絡が取りたい』

そこには電話番号が書かれてあり、私は不安を覚えながらも連絡をした

『ヨボセヨ？』

「(韓国語！？)よ、ヨボセヨ…」

何とか分かる韓国語をカタコトで伝え、震える手を抑え込む。
悪い人だったらどうしようか、と

『ア、ニホンノvideoノカタ!!』

「(日本語喋った！！)」

要約すると、私の動画を見てオーディションに来て欲しいとの事だった。
事務所の名前は Big Hit

あまり知られていない、小会社らしい

「行きます」

それでも、踊ることの好きな私にとって、韓国での挑戦はとても大きな一歩だった