２１．降谷side ページ22
「…これで先回りできたはずだが。」
観覧車の上は風が強い。
「…来たか。」
「…どうやら上手く逃げ切ったようだな。」
「奴がここにいるってことは…やはりあれは。」
照明を打ち落とし、奴らの視界を奪ったあなたは
僕がまだ倉庫内で身動き出来ないことに気づき外に逃げたかのように偽装するためドアを勢いよく開け奴らを欺いた。
おかげで僕は物陰に隠れることができ、その後のヤツらの動きを知ることが出来た。
「あれがあなたの仕業なら、どうせここに来るとふんでましたけど、聞かせてくれませんか？僕達を助けた了見を
あんな危険を侵さなくても奴らの情報を盗み聞くことは出来たはずですよね。」
「わざわざこんな所まで、おしゃべりに来たのかな？」
煽り気味で質問返す赤井。
「ええ。FBIに手を引けと言いに来たんですよ。キュラソーは我々公安が貰い受けるとね。」
「やだ、と言ったら？」
「力づくで奪うまで。」
「…ほぅ。なるほど。ではさっきの質問の答えを返そう。
あの作戦はコナンくんと君のフィアンセが考えたものだ。
そして狙撃も俺とAで行った。Aは左足が動かないから、ハーレーで遠くまで行ってもらい、俺がドアを蹴破った。
君が公衆電話で電話しているところを恰も偶然通り掛かったかのように、Aがきた。」
「…お前とAはどういう関係なんだ…！！」
「…Aが俺の事をどう思ってるかは知らないが、俺は元々好きな人だ。
いまはちがう。」
そう返す赤井に俺の中でなにかが切れた。
「引けぇぇぇぇ！！！赤井秀一！！！！」
「言ったはずだぞ。安室くん。狩るべき相手を見誤るなと。」
「あぁ、やつら組織を狩り尽くしてやるさ！！貴様を制圧した後でな！！！
Aの髪の毛からお前の匂いがした！！！一体どういう関係なんだ！！！！！」
「こんなことをしてる間にキュラソーの記憶が戻り、奴らが仕掛けてきたらどうする！？
Aと俺はひと夜を過ごした仲。というべきかな。Aはお風呂に入る時鼻歌を歌っているんだな。可愛かったぞ」
「はっきり言ったらどうなんだ！！情報を盗まれた日本の警察なんて信用出来ないと！！
じゃあ、Aの初めては！！お前か！！」
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ぱるる(プロフ) - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます。なお、完結した作品は編集しないのでそのままでいきたいと思います。頭の中で変換していただければ幸いです。 (2019年6月14日 23時) (
レス) id: 5de34ee8c2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 16話にも間違いがありました。「バンダナ」ではなく、「スカーフ」です。 (2019年6月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 14話に誤字がありました。「考案を辞めて」ではなく、「公安を辞めて」です。 (2019年6月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 10話に間違いがありました。「ビリヤード」ではなく、「ダーツ」です。 (2019年6月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 設定に名前変換出来ていない箇所がありました。 (2019年6月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぱるる | 作成日時：2019年4月22日 10時
