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9.降谷side ページ10

『日本好きだね〜』








「はは、まぁな。そのためにこの仕事に就いたようなもんだ。」





肉じゃがとご飯と味噌汁を持っていった。





「…誰かと食べるご飯は、久しぶりだ」








『そうなの』









「…その……Aは、誰かと一緒に住んでいるのか、?」








『…住んでるというか、手伝いに来てもらってるだけだよ。お風呂掃除とか、普通に掃除とか』








「…だれに?」




そう、問うと




『内緒』



という答えが返ってきた。

自分でもわかるくらい不機嫌になった。







Aside

『肉じゃがどう?』






「美味しい。全く変わってない。」







『そっか……』





…なんとなく、空気が重い。


「…実はな……、ヒロが…」







『零くん、それ以上は言わなくていいよ。
わかったよ。』









「…組織にバレたんだ。
NOCってことが。だから……」



携帯と一緒に自分の胸を…。






「…そこには、赤井もいた。
…あいつは、助けられる脳があったはずなんだ。
それなのに…なのに。」





零くんは、直接見たんだろうな。

聞いたんだろうな。



「…情けないな。」





そうやって苦しく笑う零くんを見るのが辛かった。


咄嗟に、体が動いた。





『…零くん、ごめんね。

何もかも置いて、何もかも零くんに任せちゃった。
辛かったね。悲しかったね。泣いていいんだよ。私の前では無理しないで。』




後ろから抱きしめてそう言うと、零くんは静かに泣き始めた。

10.→←8.降谷side



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ぱるる(プロフ) - ののいろ系女子さん» 読んでいただきありがとうございます。 (2019年4月21日 13時) (レス) id: 5de34ee8c2 (このIDを非表示/違反報告)
ののいろ系女子 - ヤバイもうこの時点で泣いた (2019年4月21日 7時) (レス) id: 8fb3eabd58 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるる(プロフ) - 美香さん» はじめましてです!読んでいただきありがとうございます。そのお話も本作で出す予定ですのでお読みください! (2019年4月20日 23時) (レス) id: 5de34ee8c2 (このIDを非表示/違反報告)
美香 - 初めまして!続き頑張って下さい!夢主ちゃん、秀と仲いいんだ、アメリカに出会っているからかな? (2019年4月20日 23時) (レス) id: eb4cd069f4 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるる(プロフ) - あいりさん» 初コメありがとうございます。こちらこそ、読んでいただき光栄です。土日しか更新できなく、とても話の展開は遅いですが、ご了承ください。ありがとうございます。 (2019年4月20日 19時) (レス) id: 5de34ee8c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱるる | 作成日時:2019年4月19日 22時

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