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セコム56 ページ6

胡蝶「でしたら、竈門君は私の屋敷でお預かり致しましょう」





お館様が「裁判はこれで終わり」とおっしゃったら、

蟲柱が手を挙げてにこやかにそう告げた。





炭治郎「えっ?」





炭治郎様は真顔でそう言う。


え、炭治郎様のこんな顔初めて見たよ。

凄く驚いてるじゃん。





A「お待ち下さい、蟲柱様。


炭治郎様は私達の弟弟子です。

監視も兼ねて私達が引き取らせて頂きます」




胡蝶「竈門君は怪我をしています。

ですから、蝶屋敷が最適だと思いますが」




A「どうしてですか?怪我の手当ては医者に見せればよいではないですか」




胡蝶「私は薬学を心得ています。

蝶屋敷は隊士の治療も行っているんですよ」




A「え……」





蟲柱の言葉に私は驚愕した。

え、そうだったんだ……初めて知った。



すると、蟲柱はこちらにくるりと振り返った。





胡蝶「まさか……『知らなかった』とか言いませんよね?」




A「い…いや……その」




胡蝶「小竜さんは一度も蝶屋敷にいらしたことがありませんでしたよね。

健康診断にもお顔を見せたことがありませんよね」





蟲柱がにこりと笑みを張り付け、私ににじり寄りながらそう告げた。



私はじりじりと後ろに下がる。

そして、義勇様の後ろに隠れながら、蟲柱をそろりと見上げた。





胡蝶「はい、お二人を連れて行って下さい!」




隠2「前失礼しまァすっ!!」





蟲柱が手を叩くと、隠が二人現れた。


一人が炭治郎様を担ぎ、もう一人が禰豆子様を背負う。



あ、それ私やります。やらせて下さい。





A「お二人は私がお運びします故、道案内をお願いします」




隠1「あ、はい……」





隠の二人は私に怯えながらも頷いた。



そのため、禰豆子様を背負って炭治郎様を抱き上げる。


ふむ、中々体は鍛えてるようだな。

流石は炭治郎様だ。





炭治郎「いや、Aさん重くないですか!?」




A「いえ。炭治郎様を抱くことができて大変嬉しいです」




炭治郎「その言い方は語弊があるような!!」





炭治郎様は顔を赤くしてそうおっしゃった。



ええ……可愛い。





____________________

胡蝶に言い訳をするA




「いや、体の支障はわかりますし、任務で滅多に怪我をしないので。

それに、薬草には明るいのでなんとかなってました。


あ、いや……すみません。

次はきます……(多分)」

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なんてこったパンナコッタ(プロフ) - 更新よろしくお願いします!! (6月14日 23時) (レス) id: 505aaafbd1 (このIDを非表示/違反報告)
k - 更新待ってます、、! (5月5日 13時) (レス) @page32 id: 5c864d8d23 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - いつも更新待っています(*^^*) (2022年6月24日 19時) (レス) @page32 id: 9824e2f221 (このIDを非表示/違反報告)
q - 早く更新してね!いつも待ってるから、、、 (2022年5月21日 16時) (レス) @page32 id: 8db81fc394 (このIDを非表示/違反報告)
新木優子 - 更新まだですか❓ (2022年5月5日 16時) (レス) @page32 id: 8db81fc394 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年11月19日 0時

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