お見合い相手が泣き虫な金髪君だった

お見合い２４ ページ24

隠１「雨仁様！？お、お疲れ様です！」




A「はい、こちらこそお疲れ様です。

炭治郎君の拘束でしょうか？」




私が炭治郎君の怪我の具合を確認していると、

事後処理をしていた隠が二人きた。





A「彼の拘束は、優しくお願いします。

くれぐれも……雑に扱わないように」




隠２「もももも、も、勿論ですっ！！！」




隠１「は、ははははいっっ！！」





私が念を押すと、隠の二人は恐縮したように頭を下げる。


怖がらせるつもりは無かったんだけどな。



まあ、いつもこんな反応されるし。

もう諦めてます……。





伊勢時「A、見つけたぞ」




A「っ、本当？」





伊勢時が小枝にとまって、私に告げる。



彼には、善逸さんを探すように頼んでいた。





伊勢時「鬼と戦い、勝ったようだが重症だ。

ここから東の治療班元にいる」




A「ありがとう」





私はそう言うと、走り出した。



その時、伊勢時が「何かいうことは？」と言う。


……本当、君とは馬が合うね。





A「お館様に伝えて欲しい。


『雨仁Aの命をかけますので、

炭治郎と禰豆子を殺さないで下さい』と」




伊勢時「了解」





伊勢時はそう言うと、また空高く羽ばたいた。




私は、善逸さんがいる場所へと急いだ。





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《大正コソコソ話》





胡蝶「Aさんは、実力があるのにもかかわらず、

柱になることを拒んでいるのは、鬼殺隊の皆が知っておりますのよ。



そして、無愛想・無表情・無関心の三拍子が揃っているため、


柱以外は彼女を前にすると恐縮してしまうそうです」




冨岡「……だが、良い奴だと、思う」




胡蝶「同族ですものね」




冨岡「俺は女じゃない」




胡蝶「そういう意味じゃないです」

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