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お見合い17 ページ17

伊勢時「随分ご機嫌だな。

逢引はそんなに楽しかったのか?」




A「さあね」





私は肩にとまった伊勢時にそう言った。



任務があるので、気を引き締める。


こんなに休暇を貰ったんだ。

任務はたっぷりと溜まっているだろう。





A「任務の連絡を」




伊勢時「嗚呼、今回は……」





私は、任務先へと足を歩めていた。





_______________





A「ふぅ……」




任務を終え、木の下へと座り込む。



見合いと逢引の度重なる休暇のせいで、

その分の任務をたんまりとこなした。


怪我が無いのが幸いだ。




今は、伊勢時を待っている。





伊勢時「伝令を言い渡す。


冨岡義勇と胡蝶しのぶと合流し、那田蜘蛛山へと迎え。

十二鬼月がいる可能性有り」




A「十二鬼月か」





私は立ち上がると、走り出した。



柱と合流……。凄く嫌です。



それを察したのか伊勢時が、

「嫌な顔すんなよ」と楽しそうに言う。


嫌なもんは嫌でね。





A「距離は?」




伊勢時「それほど遠くない。また、癸がいるらしい」




A「!」





癸……?

十二鬼月がいるのに、なんでそんな……。



善逸さんか?

最後の文の場所はどこだった。


那田蜘蛛山に……近かった。


まさか……!





伊勢時「(速さがあがった……。恋は偉大だね)」





私は、無我夢中で那田蜘蛛山へと向かった。





胡蝶「Aさん、こんばんは。

随分と急いでいらっしゃるんですね」




A「……あ、どうも」





後ろから声をかけられて、私は振り返った。


そこには、胡蝶さんと冨岡さんがいた。



冨岡さんに「お疲れ様です」と頭を下げる。


彼は、静かに頷いた。





胡蝶「十二鬼月がいるらしいんですけど、どう思います?」




A「……三手に別れて探すのが最適だと思います」




胡蝶「まあ、相変わらずつれないですね」





胡蝶さんはそう言って、楽しそうに笑う。



……なにが面白いのかわかりかねます。




私は、胡蝶さんが嫌いだ。


この人の毒は、鬼を苦しませるから。

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渡邉 なちゅ。(プロフ) - 花帆さん» ありがとうございます!その件に関しては、二巻のほうで続きが若干書かれています。そうですね、自分たちを重ねて、この二人には生きて欲しいと心の中で思っていそうですね! (2019年9月7日 9時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
渡邉 なちゅ。(プロフ) - バナナ さん» ありがとうございます!毎日できるだけ更新しますので、楽しんで頂けると嬉しいです! (2019年9月7日 9時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 面白いです!善逸くんと他の子がデートしてたぽいのが、後にどうなるのか…気になります!! 夢主さんとお兄さん仲良すぎて辛い…(つд;*)炭治郎と禰豆子と重なったりしそう…(泣) 続編も楽しみです(o>ω<o) (2019年9月7日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - すごく面白い!更新楽しみです! (2019年9月6日 22時) (レス) id: 4fbc396aff (このIDを非表示/違反報告)
渡邉 なちゅ。(プロフ) - こんなんでどうですか。サブさん» ストレートな告白ありがとうございます!応援ありがとうございます!とっても嬉しいです!投票をして頂き感謝感激雨あられでございます! (2019年9月4日 23時) (レス) id: 1c6c46020b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年8月30日 7時

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