かわいい２８ ページ28
？「鬼を連れてきた馬鹿隊員はそいつか？
一体全体、どういうつもりだ？」
現れたのは、体中傷だらけの男。
第一印象……全く可愛くない。
だが、そんな戯言もすぐに私の思考から吹き飛んだ。
何故なら、男は箱を遊ぶかのように持っていたから。
A「禰豆子ちゃん！」
私は影から出ようとする。
だが、私の首先に刀の刃が当てられ、私はピタリと止まった。
当てたのは……顔に化粧をしている男だった。
？「へぇ……影に入れるのか。
お前は拘束されてねぇからな。
そこから許可無く動いてみろ……殺すぞ」
A「……可愛くないね。大っ嫌い」
私はそう言い捨てると、男を睨んだ。
怪我をしている炭治郎君も手酷く縄で結ばれている。
禰豆子ちゃんが入っているというのに、
まるでおもちゃのように片手で弄ぶ。
……こいつらは本当に人間なのか？
こんな酷い仕打ち、私でもできない。
私は、心底呆れていた。
隊員「胡蝶様、申し訳ありません……」
胡蝶「不死川さん、勝手なことをしないで下さい」
あのオバサンが咎めた。
不死川「鬼が何だって、坊主？
鬼殺隊として人を守るために戦えるぅ？
そんなことはなぁ……ありえねぇんだよ、馬鹿がぁっ！！！」
＿＿＿＿＿ドスッ！
A「禰豆子ちゃんっ！！」
男は、禰豆子ちゃんが入った箱に刀を突き刺した。
なんてことを……なんてことを……っ！
炭治郎「俺の妹を傷つける奴は、
柱だろうがなんだろうが許さないっ！！！」
不死川「ハハハハッ！
そうかい、それは良かったなぁっ！！」
炭治郎君の言葉に男はそう返す。
そして、炭治郎君は拘束されたまま駆け出した。
私も動こうとするが、その刹那刃が首に少し食い込んだ。
？「動くなっつったろ」
A「……二人を殺してみろ。
私がお前らを全員殺してやるからな」
私はそう言った時、
『ガッ』という鈍い音が響いた。
どうやら、炭治郎君が男に頭突きを食らわせたらしい。
それに皆の注意が逸れたことをいいことに、
私は影の中に潜り込み炭治郎君の影から飛び出た。
炭治郎「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら、
柱なんてやめてしまえ！！」
A「二人に手を出すな」
私は二人の前に立ちはだかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 444人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
百鬼 - 京子ちゃんが付いていくかと思ったぁァアアア!!更新頑張ってください (2023年1月18日 15時) (
レス) @page42 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - とても面白かったです！更新楽しみに待ってます！更新お願いします！！！ (2020年4月23日 16時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白いです！これからも頑張ってくださいね！ (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - なんと…なんと…。 からの ドブみたいな臭いだ。は草 (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - 面白いです。この続き気になります (2019年11月20日 18時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：渡邉 なちゅ。 | 作成日時：2019年8月21日 22時
