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A「自然乃家は、血を絶やしてはならない。

血を絶やさば、この国は滅ぶ」




炭治郎「国が!?」




伊之助「滅ぶ!?」




善逸「死にたくないよぉぉぉ!!」





三人とも凄く面白い反応ありがとう。

目ん玉飛び出て面白いよ。





A「長ったらしい説明は端折るけど、

その血を絶やさないために姉と兄を食べざるをえなかった。



でも、そのおかげで、

私は完全な鬼にはならずこうして暮らせているわけ」





私が日の光を浴びれるのも、

血を少しすするだけで生きていけるのも、


全て死んでしまった姉と兄のおかげなのだ。




だから、私は生きねばならない。



私が死んだら、家族が私を守った意味も、

この国も滅んで無くなってしまうから。


だから、何があっても生きるんだ。





A「私は兄弟の三番目。末っ子でね。

『月に依存された子』なの。



子供は自然に愛されて生まれるから、

姉も兄も特殊な能力があったわ。



因みに、私は『命を奪う力』ね」





私が笑ってそう言えば、

三人は「えぇぇぇぇ!!」と驚愕の声をあげる。



まあ、家について語ることは沢山あるけれど、

長ったらしいからまた今度にしよう。


伊之助君と善逸君なんて気絶してしまったしね。





炭治郎「じゃあ、俺達と来ませんか?」




A「え?」





炭治郎君の言葉に私は目を見開いた。



え、何言ってるのこの子。





A「私は鬼だし、生き物の命を奪う力も持ってるんだよ?」




炭治郎「Aさんがどんな力を持っていても関係ありません。

それに、禰豆子も鬼です。



一緒に人間に戻る方法を探しましょう!」





炭治郎君は笑顔でそう言った。


……この子、本当に変だ。



私が生物の命を奪う力があることは、京子ちゃんにすら言ってない。


だって、嫌われたくないから。



私は生きているだけで生命力を少しずつ奪い、

それで自分の命を繋いでいる。


人間だった頃も食事は取らず、

生物の生命力と月光浴だけで暮らしていた。




それなのに。

……本当、この子は呆れちゃう。


優しすぎて呆れちゃうよ。





禰豆子「むー」





禰豆子ちゃんが私の頭を撫でる。


優しい手。

炭治郎君とそっくりだ。





A「じゃあ、お供させて頂こうかな」





私は笑顔でそう告げた。

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百鬼 - 京子ちゃんが付いていくかと思ったぁァアアア!!更新頑張ってください (2023年1月18日 15時) (レス) @page42 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
あやめ(プロフ) - とても面白かったです!更新楽しみに待ってます!更新お願いします!!! (2020年4月23日 16時) (レス) id: 2cb5bf810d (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - なんと…なんと…。 からの ドブみたいな臭いだ。は草 (2020年4月6日 18時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)
シホニャン - 面白いです。この続き気になります (2019年11月20日 18時) (レス) id: 39a09b6cce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:渡邉 なちゅ。 | 作成日時:2019年8月21日 22時

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