使用規約 ページ6
とりあえず話は決まった。
あとはそこで戦闘を終えた状況のままピクリとも動かず突っ立ってる機械人形が俺に拾われることを了承するかどうかだけだ。
「…っつーわけだ。てめーは今日から俺の所有物な、異論は認めねェ」
「了。当機と使用契約を結ぶのであれば、異論はありません」
流石はからくり、人間サマに逆らうっつー発想は端から存在しねーらしい。
使用契約なんてモンがあんのは予想外だったが。
「その使用契約っつーのは、俺がてめーに何かしてやらなきゃなんねーのかィ」
「否定。当機における使用規約の承諾・順守。これをもって使用契約とします」
そう言うと、奴の手のひらから小さな巻物が生えてきた。
…何でもありかその手。
「何でィこりゃ」
「解。当機の取扱説明書です」
取説なんて仕込んであんのか、いったいどーなってんだこいつの体ん中は。
開いてみると、決して長くはねーが短くもねー文章の羅列が。
うわ、読むのめんどくせェ。
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影咲 遥(プロフ) - mihotanakahijikさん» 応援コメントありがとうございます!何気に今作初コメントでテンションが上がっ…ゲフンゲフン。仕事が忙しい関係で更新が滞ることもありますが、少なくとも2日に1回は更新できるようにしたいと思っております。出来る限り頑張りますので長い目で見守ってやって下さい! (2019年9月27日 22時) (レス) id: d73cf733f9 (このIDを非表示/違反報告)
mihotanakahijik(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです…これからも頑張ってください! (2019年9月26日 7時) (レス) id: 3371577f77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2019年9月1日 20時