黒尾先生は多分モテない【HQ】 (ページ6)

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黒尾先生と御褒美ページ6

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「物理87点.......化学98点.......すげぇ」

「私が本気出したらこんなもんだよ！」

テスト返し後の昼休み

テスト期間中とは打って変わって静かで私とクロちゃん以外の人はいない

やっとこの日常が戻ってきた.......！

「で、御褒美は何ですかー」

「やっぱり覚えてたか」

まぁ多分飴とかお菓子とかそういうんだ思う
先生が生徒に渡せるものってそんぐらいだし

もうこの日常が戻っただけで

御褒美と言っては差し支えないぐらいなんだけど

「はい、コレ」

「ん？何これ」

渡された紙を見てみると

そこには電話番号が書かれていた

「誰の番号？」

「黒尾先生」

遠くで聞こえていた生徒の騒ぎ声なんて聞こえないぐらい

その時クロちゃんの言葉しか耳に入って来なかった

「え、えぇぇええ？！！！！」

「他の生徒にこのこと言うなよ、お前だけにしか教えないから」

「え、う嘘？！！毎日かけちゃうよ、私」

テストは嫌いだって言ったけど前言撤回

もう大好き、クロちゃんの次に