家族の一員 ページ24
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思い出すだけで辛くて怖くて涙が止まらない…
気付いたら私はイトゥクさんの腕の中にいた
LT「怖かったね…辛かったね…」
泣きじゃくる私を優しく抱きしめて背中をさすってくれる
LT「ねぇ、その話メンバーに話してもいいかなぁ？」
「へ？」
LT「メンバーみんなAさんのこと気にしてた、Aさん過去に何かあったんじゃないかって…」
「でも…」
この話はあまり周りに知られたくないのに
LT「話を聞いたらメンバーがAさんのこと嫌いになると思う？」
「…」
LT「ならないよ」
「なんで…そう言えるんですか？」
LT「だってAさんはもう僕らの家族の一員だもん」
「家族…ですか？」
LT「うん、だから安心して」
そう言いながらイトゥクさんは私をそっと抱きしめてくれた
家族…かぁ
なんだか…嬉しい
でも、そう言われても正直不安だった
ーーー
次の日
本番同様に行われるリハーサルをするためにドームに向かう
スジュのメンバーがいる楽屋前に来ると昨夜イトゥクさんとの話を思い出し、一気に不安にかられた
イトゥクさんは本当にあの話をメンバーにしたのだろうか…
もし、話したのなら…
私が楽屋に入るなり、みんな私から距離を置こうとするに違いない
私はまだこの時、スジュのメンバーのことを心の底から信じることができてなかった
話しちゃったことに違いはない
なるようになる
そう思い勇気をふりしぼって楽屋のドアをあけた
え…
楽屋の中はいつもと変わらなかった
DH「お、きたきた！おっはよ」
HK「昨日はよく寝れた？」
いつもと変わらない雰囲気
昨夜の話はまだメンバーにはしてないんだって思った
LT「おはようAさん」
「おはようございます」
LT「昨夜は遅くまでごめんね？」
「いえ、私の方こそごめんなさい…」
LT「さっき、Aさんが来る前に昨日話したAさんの過去の話みんなに話したよ」
「え！？」
LT「でもほら、みんな態度変わらないでしょ？笑 話を聞いて誰1人Aさんを悪く言う人なんていなかったから安心して」
SW「もっと僕たちのこと信用してよ、もうAちゃんは僕らの家族なんだからさ」
私は驚きを隠せなかった
あんな話を聞いても
私を家族としてみてくれてる
嬉しくて涙が溢れた
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夏 - 続きがとても気になります^ - ^ (2016年5月1日 14時) (
レス) id: 4f43e157fd (このIDを非表示/違反報告)
夏 - 面白かったです。 続きを楽しみにしています。 (2016年2月26日 20時) (レス) id: 2cda5d8848 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおり | 作成日時：2015年11月30日 20時
