One more time③【赤井秀一】 (ページ8)

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降谷 side

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ｶﾞﾝｯ＿

『ったく、ほんっと何考えてるか分からない』

だいぶ酒を飲み進めて日付けが変わる手前

Aはかなり飲んで泥酔状態だった

「もうその辺に…」

『やだ！』

そろそろやめとけと酒を取り返そうとしたが全力で阻止される

まったく、酒を飲むと性格が変わるこれはなんなんだ…

「そろそろ帰らなくていいのか。日付け変わるぞ。」

食べ終えた皿をキッチンに運びそう言うと彼女は

『…帰って欲しいの？』

酔って潤んだ目をこちらに向けそう言ったので

ほんの一瞬身体が固まった

…いや、待て待て何を動揺してるんだ

「…そうじゃない。明日も仕事があるんじゃないかと心配を、、」

『ないってば、多分。…何も起こらなきゃね。』

「FBIは暇なのか？」

『明日は！だから。ここ最近忙しくてボスが2日の休暇をくれたの。
そんなこと言う零は明日仕事なわけ？』

「午後からな。」

テーブルに突っ伏しながら

彼女はトリプルフェイスは大変ねなんて呟き大きな溜息をつく

「で、赤井が何考えてるか分からないって？」

座り直して彼女と向き合う

『分からない。』

「元カノならお見通しなんじゃないのか？」

『決めつけないで…付き合ってたのは5年前なんだから…』

彼女はテーブルに突っ伏しているので顔はよく見えないが、声は悲しげだった

『戻れたら分かるのにねっ。
…でも、秀一はもう私じゃなくていいのよ』

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