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ジョディside
.
「なに、どうしたの？」
よく確認もせず電話に出たために、突然聞こえてきたシュウの声に驚いた
とりあえずAから少し離れた場所へ行って用件を尋ねる
「…Aはジョディの所か。」
「え、えぇ…そうよ。」
なんだ、Aのことか…
心配してかけてきたのね…
「A、まだ怒っているのか？」
「うーん、、初めは怒っていたけど私が話を聞いたら落ち着いたわよ。
今はちょっとシュウと会うのが気まずそうで…明日の任務も別々がいいって。」
そう伝えるとシュウはそうかと小さく呟いた
「Aはキャメルと組ませるから、細かいことは明日話しましょう…彼女のこと。」
「…あぁ、そうだな。俺もジョディに相談がある。」
「あら、珍しいわね。シュウが相談事だなんて。」
「困ったよ…あいつは時に予想外だ…。」
今、シュウはどんな顔をしているんだろう
今の発言からして相談事はきっとAのこと
「とにかく…明日どうにかしてAをそっちに帰すから和解してよね。
本人は嫌がってるけど…」
「ﾌﾝ…想像がついてしまうな。」
気の所為かもしれないけど、シュウの声色はどこか寂しげで
シュウのはっきりした気持ちは分からないけど
例えもう恋愛感情が無いとしてもやっぱりAがシュウにとって
特別な存在であることは間違いないはず…
「じゃあまた明日連絡するわ。」
「あぁ。」
電話を切ってダイニングに戻ると、Aに電話の相手を聞かれた
「シュウよ。」
と答えればAは
「…そ。」
反応はそれだけで、グラスを口に運んだ
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作者名：おと
| 作成日時：2021年10月13日 18時
