31ー中原中也の帽子紛失事件ー ページ4
心の中で突っ込んでからため息を付く
後ろから付いてきたのは気付いていたのだが
特に止められもしなかったため放っておいて来てしまったのである
太宰「…で、私のAを呼び出していったい何の用だい?」
いや、呼び出されずに私の意志で来たんだけどなぁ
中也さんはそれを聞くともぞもぞと執務机から帽子を取りだし…って
え"!?
中原「騙しててゴメンなA
…どうせ太宰は分かってるだろうから謝らねェぞ」
にこにことしたままの太宰さん本当に知ってたんだ
因みに中也さんが仕事に使っている部屋は
何時もは数人残っている筈なのに今は誰一人居ない
中也さんがそのままポスッと帽子をかぶって起き上がり
真面目な顔をする
中原「首領からの指令だ
女子4人に紛れている敵を見つけ出せ」
スッとさっきのほのぼのとした空気が無くなり変わりにヒンヤリとした空気に満たされる
太宰「…分かっていることは?」
中原「この前の準備のために潰した[サーペント]の幹部だそうだ
異能持ちだが詳細は分からない目的はまだ分からないが動き始めている
よく物が無くなっている…以上だとさ」
…それは、何故私に…?
太宰「はぁ…出来の悪い部下に教えてあげよう
帽子が無くなったと云えば必ずAは中也のところへ行く
でもすぐ行くと怪しまれるから私が時間を調節した…此処までは?」
把握したため頷く
中原「因みにさっき云った[サーペント]は
Aのマフィア適性調べるときに使ったビルの組織だよ
潰したばかりだったから使った」
太宰「そして人質役として参加し潜り込んだ
犬だから油断させられるのと
女子と仲がいいということで選ばれたわけだ」
なる程…マフィアらしい任務!
しかも今回は嘘じゃあないし中也さんも困ってる!
断る理由なんて何処にもない!了解の意味を込めて敬礼した
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匿名 - 読んでてとても面白かったです!リクエストお願いしたいんですけど主人公が本部でエリス嬢とかくれんぼしてたら迷子になっちゃった話お願いします! (2020年1月5日 14時) (レス) id: 9d56b04fee (このIDを非表示/違反報告)
朱華麒月(プロフ) - 月下さん» ありがとうございます!何度も読み返すほど…!!嬉しいです!もっとがんばります! (2019年3月19日 16時) (レス) id: 3981601561 (このIDを非表示/違反報告)
月下 - とても良かったです!!何回も読み返しています!お気に入りです!更新頑張って下さい!応援してます!! (2019年2月27日 12時) (レス) id: db6928ce9a (このIDを非表示/違反報告)
朱華麒月(プロフ) - みかげさん» 返事がとてつもなく遅れて申し訳有りません…!!ありがとうございます!そう言っていただけるだけで書きがいがあります!ありがとうございます! (2018年11月11日 16時) (レス) id: 3981601561 (このIDを非表示/違反報告)
みかげ - 続編おめでとうございます!続き楽しみに待ってます! (2018年10月26日 17時) (レス) id: 9a6b1a518e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼宮風香 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年10月16日 20時