夜の使者【鬼滅の刃】

弐拾玖 二匹の狐 ページ33

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｢うう.....｣



｢はあ....うじうじするな、もうすぐ客が来る｣



｢だ、だって....!僕には出来ないよ、｣



｢まあ、普通にやればいいよ｣






と、背中を押し入ってきた客の対応をする。婦人がいる、よかったこれなら上手く誤魔化せると静かに安堵する。



先程も言ったが高麗と晶稔は非常に顔がいい、村を歩けば視線を集め微笑むだけで婦人方の心を掴む。晶稔は務まらないと心配していたが存在しているだけで婦人方は喜ぶのだ大丈夫であろう。








もう少し、後少しだ。2人で働き少しずつお金を貯めてきた、もう少しで目標金が貯まる。



いつかこの村を出て少し大きな街で2人で過ごす為のお金。最初は神社を修復して身寄りのない子供達の為に使おうともしたが貯めたお金を盗んだ子供がいた為諦めた。



そういう輩は一生消えない、癖となって何度も繰り返すであろう。今は森の奥でいくつかに分けて隠しているから見つからない。




2人で過ごす為の家を買えるくらいのお金がもうすぐで貯まるのだ、この旅館の仕事を終えたら頃合かもしれない。






｢あと少しだ....｣






全ては晶稔と一緒いる為に。








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《大正コソコソ噂話》

虐められていた晶稔ですが高麗の手によって美少年への変化を遂げました。服を整えて髪を切っただけですが元の素材がよかったんでしょうね。

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