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ep4. ページ5

You side








午前の授業が終わり、私とギョンスくんはお弁当を持って中庭のテラス席へと向かった








中庭のテラス席…それは、私達の教室からは少し離れた場所にあって…綺麗なお花と沢山の緑に囲まれたとっても素敵な場所で…私とギョンスくんのお気に入りの場所なんだ。








職員室の前を通り、左奥へと進んで半透明の厚くて重いドアをギョンスくんが軽々と開ける。









『んーー……っ、


今日も風がきもちいい〜〜。』








“ ねっ!”とギョンスくんに言ったら、“うん。そうだね。”ってニコッて笑って…優しく頭を撫でられる。








『……。』







あれ、何だろう









今、ほんの一瞬…







胸がギュッて…苦しくなった、気がする








GS「…A?



どうかした?ぼーっとしてるけど…」









『……ギョンスくんって、




いつも私に優しいし…甘いけど…、





中庭に来ると、もっと あまあま …になるよね。』







“どうして?”と聞くと突然笑い出したギョンスくん








GS「…ふふ、なに あまあま って。(笑)





まぁ、確かにそうかもね。ほら、とりあえずここ座って」







そう言って日陰の席に私を連れて行き、椅子を引いてくれるギョンスくん









『あっありがとう…。




それで…、



なんで?どうして…?』








GS「……んー、





秘密。」









そう言って意地悪そうに笑いながら、私の隣に腰かけるギョンスくん。









『…うぅ、


いじわる…





もうギョンスくんなんて、嫌い…、』









GS「…あれー?





そんなこと、言っていいんだっけ?」









頬杖をつきながらこちらを見つめる大きな瞳 さらさらな黒い前髪が目にかかり、なんだか少し色っぽい









少年のように美しい顔






まるで新品のような彼のシャツは 襟元まできちんとアイロンがけされて シワが一つもない





ネクタイはきちっと縛られ、近づくとほんのり香る 甘くて優しい柔軟剤の香りがする









プイッって反対を向くと、背後に感じる温かいぬくもり









GS「……僕のこと









嫌い…、なの?」









私のお腹で結ばれている彼の腕を離そうとすると、余計すごい力で抱き締められる









私の首元に顔を埋め、泣きそうな 小さい弱々しい声でそういう彼









『……僕は…、







僕はこんなにも、Aのことが好きなのに…。」

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やむちゃん(プロフ) - なおさん ありがとうございます♪これからチャニョルも沢山出てくるので楽しみにしてくださいね♪ (2017年3月1日 2時) (レス) id: 138394579e (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - チャニョルとの狂愛を希望します !! この小説は凄く興味深くて更新が楽しみです !! 頑張って下さい 、ファイティン ッッ !!! (2017年3月1日 1時) (レス) id: dd794a5542 (このIDを非表示/違反報告)
やむちゃん(プロフ) - ななんさん コメントありがとうございます(*^^*)そうですか!参考にさせて頂きます。これからも宜しくお願い致します♪ (2017年3月1日 0時) (レス) id: 138394579e (このIDを非表示/違反報告)
ななん(プロフ) - 自身がギョンスペンなのでまだ早いですが是非ギョンスとくっつけて頂けたら嬉しいです^^ 更新ファイトです! (2017年2月28日 23時) (レス) id: e8604de6f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やむちゃん | 作成日時:2017年2月27日 18時

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