【utit】自 作 自 演 の キ ス 魔 、 ま ふ ま ふ【mfmf】

キス魔 ２４　まふまふ ページ25

Aは白い頬を赤く染めたままで固まっていた。
僕がAの頬を撫でると、ビクッと肩を揺らして反応をした。

「･･･恥ずかしいんだけど」

『大丈夫！なんもしないよ！多分』

「すごい不安」

嫌々でされるのはな、と思っていると、Aが深くため息をついた。
前にAにキスしてもらったときはつい悪戯しちゃったんだよなぁ･･･
･･･さすがに今回はしないけど。

『それじゃあ、はい、どうぞ』

「拒否権･･･いいけど」

顔を赤く染めて許可をしてくれたAの可愛さに心の中で悶えた。
不思議そうな顔をしているA見たあと、Aの頭を撫でた。
Aは嬉しそうに目を細めて微笑んだ。
かっわ･･･！！

『んーと･･･と、りあえず･･･ん』

僕がゆっくりと目を閉じると、Aは困惑した声をあげた。
きっと慌てているであろうAのことを想像していると、唇に柔らかい感覚がした。
数秒で離されたかと思い口を開けると、生温かいなにかが口の中に入ってきた。
すぐに舌だと分かった。
必死に舌を動かしているのが分かって、僕も動かしたくてならない。
あーもう、可愛すぎかこのバカ！
そう思っていると、口を離された。

「ぷはっ･･･し、しぬかとおもった･･･！」

『･･･いつからそんなに上手くなったの』

「･･･まふのせいだもん」

そう言いながら頬を膨らませて、僕から顔をそらすAにキュンとどこからともなく鳴ったのが分かった。
え、ちょっ、何この子。
超写真撮りたいんだけど。
そう思っていたが携帯を充電していたことを思い出して気分が落ちた。

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