アイドル失格 FileNo.4

番外編 ｢新年だからなに｣ ページ10

マネヒョンのお母さん最高。


なんでこんなに料理上手な人から、まったく料理のできない出前大好きな人間が生まれるんだろう。

わかんないし信じられない。

突然変異しか考えられない



MN｢あ！それ俺のチキンだぞ！！｣

『ﾓｸﾞﾓｸﾞ』



早い者勝ちだと言ったのはマネヒョンの方

最後のチキンを口に運んだ僕は勝者である。



MN｢母ちゃん喜ぶな〜｣

『…うまい』

MN｢だろ〜俺は母ちゃんのジャジャ麺が好きだ！｣



話をしだすヒョンに少しだけ羨ましいという気持ちが溢れるような気がして蓋をした。

僕も母様の作るご飯が好きだった

濃いめに味付けされた卵焼き。

お肉もりもりで巻かれたサンチェとか。



…


MN｢や〜A、今年もよろしく頼むぞ｣





別に

宜しくなんかしない。


今年も僕に必死こいて振り回されればいいと思う。




MN｢俺の弟はどうやったら素直になるのかな？｣

『…は？』


MN｢サランへ｣

『キモすぎ』


MN｢可愛い奴め｣

『』



今年が始まってもマネヒョンは変なままで、年を越したからって何も変化なし。

それが普通なのだろうけど、世間は何かが変わった！！尋常じゃないぐらいにとでも言うように騒ぐから。


僕は蚊帳の外だ



『まぁ、ほどほどに』

MN｢…成長したな｣



マネヒョンの言葉はよく分からなかった。

成長した？何が？


そう思いながらかぶりついたキムチはすごく辛くて、美味しくて、また食べたいかも。

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