Story 141 ページ36
あれから、起きたらあったかいアイドルはどこか行ってて、起き上がったら床にパサッて落ちた黒いパーカーにため息が出た。
これ絶対返さないといけないじゃん。
『だるぃ...』
洗って返さないといけないのかな。
でも勝手にアイドルが僕にかけただけで僕は寒いとも言ってないし、いらなかったし。
ここに置いてても文句は言われないだろう。
MN「あ、Aここにいた！！」
作業室にいないから帰ったのかと思たぞ〜連絡入れろよ〜
危うく警察呼ぶとこだった！！なんて何で怒ってんだか。
携帯を開けば優に時間は過ぎていたみたいで、
『ヒョン、家まで送って』
MN「バンつけてあるから先に乗っておきな」
書類ちょっと片づけてから行くと、そのままどこかに消えていったヒョンに置いて枯れた僕は休憩室を出てバンに乗り込んだ。
膝に膝に目を向ければ黒いパーカーがあって、なんで持って帰ってきてんだろう。
いつもだったら知らない人のものだし、たいして仲良くもないしその辺に置いておけばいいかなって
でもまぁ、しょうがない
今日といい、この前といい温かい膝を貸してくれたわけだし。
まぁ、これぐらいはしてもいいだろう...
その黒いパーカーが少し暖かくていい匂いがするし、そっとなでるように動く手に僕おかしいんじゃないかなって自覚してる
ぽっこって膨らんでるポケットに手が伸びてただ「なんだろ」なんて思ったら、好奇心のほうが勝ってて「ごめん」なんて一言も思わずに
見られても自業自得だろ？って
取り出したものに心臓が一瞬止まって
紙には「落ちてたよ」「拾ったよ」「返そうと思ったんだけど、タイミングがなくて」とか
どれだけ出てくるのか分からない小さな紙にそれぞれ書かれた文字
『馬鹿じゃん』
ポケットを裏返せば紙屑でポケットの中が大惨事。
ほんとにバカみたい
僕の手にすっぽりとハマったそれは、あの時のまんまで
ほとんど忘れていたくせに僕の心をホカホカと温めてくれて
MN「すまん!!遅れた」
『...遅い』
MN「お？いいことあったか？？」
そういって僕を眺めるマネヒョンは無視すれば
明日は雨だな〜とかっていうから、うざいと返す
パーカーはマネヒョンにでも返してもらおう。
窓に映った自分の顔がにやにやしてて気持ち悪くて、反吐が出る。
ピコンってなた携帯に目を向ければSNSに投稿された僕がいて、座席をけりつければガハッハって不細工な笑い声が帰ってきた。
最悪。
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弟丸。(プロフ) - 更新再開とても嬉しいですまた最初から一気読みしてきましたかなたさんのペースで更新していただけると幸いです主人公くんと他グルメンバーとの絡みが大好きです (2020年11月28日 22時) (
レス) id: 6fd7fc297b (このIDを非表示/違反報告)
あす - とても素敵な作品です。MJさんとまた絡むかな？なんて期待もしながら読んでました。夢主さんが考えてることは、とても深くて興味深いです。自分に置き換えて読むと言うより、夢主さんをアイドルとして見ていて、気がついたら普通に推してます。ゆっくり長々すみません。 (2019年6月10日 23時) (レス) id: d45d13a6de (このIDを非表示/違反報告)
酢(プロフ) - この作品が大大大好きです！！更新楽しみにしています(*^^*) (2019年5月12日 12時) (レス) id: 55af053cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなた | 作成日時：2018年12月27日 23時
