Story 129 ページ24
カムバから数日
僕は全てのステージや仕事を終えて、静かな日常を取り戻しつつあった
好きな時間に起きて
次のアルバムのことを考えて
曲を作って詩を作って振りを作って
僕の好きな時間が戻ってきた
これを幸せというのだ
ﾋﾟﾛﾘﾝ
ウジヒョン飯いこ
久しぶりに携帯の着信音に肩がビクッとなる
マネヒョンからの連絡は全てオフにしてるからほとんど携帯はならないわけで
ウジヒョンからのお誘いは断る理由は見つからず
Aね
ただそう返した
……………
WZ｢よ｣
『…ﾍﾟｺ』
最寄りのコンビニまで来ていたらしいウジヒョンに、迎えに来てもらうと
左手を軽くあげて声をかけてくれた
ああ、ウジヒョンだ
僕がこの業界で一番好きなヒョンだ
ただ日差しが強くなってきたこの頃のせいで僕は黒の大きなハットに黒の長袖に黒の短パン、少しヒールのある黒のサンダルと全身黒ずくめ
きっとスタイリストが見たら怒るだろう
だけど僕の目の前にいるウジヒョンも全身真っ黒で、ただ違うとしたらハットじゃなくてキャップってことぐらい
WZ｢あつ…カフェいこ｣
『ね』
近くにいいカフェを見つけたと、連れていってくれるヒョン
さりげなく僕の腰を抱いて歩道側に追いやると、少しふんと鼻を鳴らしてまた歩き始める
ウジヒョンは僕の知ってる人の中で1番男らしい
WZ｢お前、甘いの食べれる？｣
『…まぁ、嫌いじゃないです』
WZ｢ふーん｣
聞いておいてふーんってツッコミたいけど、この暑さの下じゃ労力の無駄だろうからやめておく
しばらく歩くと目の前に小洒落た雰囲気のあるカフェがあって、ウジヒョンのお目当てはどうやらここらしい
なれない雰囲気にオドオドとウジヒョンのあとをついて行く
一番奥の紅い革のレトロなソファーに腰掛ければ、ウジヒョンは店内をぐるりと見渡してうんうんと頷いた
いい雰囲気だとでも思ったのだろう
現に僕もそう思ってる
ただ慣れなすぎて困ってるだけで
｢こちらメニューです、決まりましたお呼びください｣
WZ｢ネ｣
ウジヒョンはあんまり人見知りしないタイプだと思う
気になる人には声をかけるし、そうじゃない人とでも普通に接することができる人
僕とは性格に大きな差がある
WZ｢A、決まった？｣
｢…これ｣
WZ｢俺もそれにしようと思ってた…んーじゃあコレにしよ｣
WZ｢すみません｣
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弟丸。(プロフ) - 更新再開とても嬉しいですまた最初から一気読みしてきましたかなたさんのペースで更新していただけると幸いです主人公くんと他グルメンバーとの絡みが大好きです (2020年11月28日 22時) (
レス) id: 6fd7fc297b (このIDを非表示/違反報告)
あす - とても素敵な作品です。MJさんとまた絡むかな？なんて期待もしながら読んでました。夢主さんが考えてることは、とても深くて興味深いです。自分に置き換えて読むと言うより、夢主さんをアイドルとして見ていて、気がついたら普通に推してます。ゆっくり長々すみません。 (2019年6月10日 23時) (レス) id: d45d13a6de (このIDを非表示/違反報告)
酢(プロフ) - この作品が大大大好きです！！更新楽しみにしています(*^^*) (2019年5月12日 12時) (レス) id: 55af053cbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなた | 作成日時：2018年12月27日 23時
