Story 123 Mark side ページ17
.
ガコンっ
ジュースが飲みたくて自販機に向かえば
最近よく見る男の子がいた
小さくて白い手で暖かそうに湯気を立てるそれを両手で握りしめている
かわいい
小動物みたい
｢…俺、君のこと知ってる｣
そう声をかけたら頭の悪そうな顔をして
眉間に皺を寄せた
へぇ
思ってたよりも愛嬌はないみたい
そのまま俺を無視するからちょっとムカついて
手を引いた
そしたらノコノコと着いてきちゃって
何も言わずにキョドってた
それもまた可愛い
俺のマンネとは大違い
大人しくて小さくて可愛くて愛嬌はイマイチだけど
物珍しいものを手に入れたような
そんな気分だった
楽屋まで連れて行くとユギョムとベンベンがキャッキャッと集まってきて
ジャクソンも入ってきて
その子はただ下をむいて微動打にしない
怒らせちゃったかな？
テーブルに目をやればファンが差し入れしてくれたたくさんのお菓子が置いてあって
あぁこれだ
手をまた引いて近くのイスに座らせた
また頭の悪そうな顔をしてる
かわいい
MK｢これ美味しいよ｣
小さな飴やクッキーを目の前に集めて
俺が気に入っているドーナツを食べさせた
小さな口に放り込めば少し頬を緩めた
モゴモゴしてる…
かわいい
後ろで弟達がなんかブツブツ言ってるけど
なんでもいい
今はこの目の前にいる小さな生き物を愛でていたい
ジャクソンが来て俺もあげる！！とか言うけど
そんなのダメ、嫌だ
僕があげたものだけを食べればいい
ほかのやつに食べさせたりしたくない
単純にこの目の前の物珍しい生き物を
自分に懐かせたい
MK｢…うん｣
タイミングは最悪
せっかく僕の手から
そう思ってため息をひとつ吐くと
ガチャりと開いたドアから
男の人が顔を覗かせて｢A！探したぞ！！いなくなるなら声をかけてくれ！！｣と心配そうに声をあげた
『…ヒョン』
なんだマネージャか…
その人に呼ばれて小さな生き物は目の前から簡単にいなくなってしまった
MK｢…かわいい｣
MK｢…お前がもう少し小さかったら｣
JN｢マネージャーのタイミング良かったね｣
JB｢…あぁ｣
………
MN｢お前ガッセとも仲良くなったのか？？｣
『が、？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 514人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
弟丸。(プロフ) - 更新再開とても嬉しいですまた最初から一気読みしてきましたかなたさんのペースで更新していただけると幸いです主人公くんと他グルメンバーとの絡みが大好きです (2020年11月28日 22時) (
レス) id: 6fd7fc297b (このIDを非表示/違反報告)
あす - とても素敵な作品です。MJさんとまた絡むかな？なんて期待もしながら読んでました。夢主さんが考えてることは、とても深くて興味深いです。自分に置き換えて読むと言うより、夢主さんをアイドルとして見ていて、気がついたら普通に推してます。ゆっくり長々すみません。 (2019年6月10日 23時) (レス) id: d45d13a6de (このIDを非表示/違反報告)
酢(プロフ) - この作品が大大大好きです！！更新楽しみにしています(*^^*) (2019年5月12日 12時) (レス) id: 55af053cbd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かなた | 作成日時：2018年12月27日 23時
