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Story 94 ページ34

突然の彼の提案によって、1曲だけ踊ることになった。

1曲だけ。



なんて思っていたけど、

曲はとめどなく流れるし


隣で踊るJ-HOPEさんは楽しそうで

キレキレの緩急のある動きに見惚れてしまう。



盗めるものは盗んでおけ。


いつかのマネヒョンの声が聞こえた気がして

2人で踊り続けた。



BTSソンセンニムの歌から、ガールズグループの曲

ついにはダンスのないバラード曲にまで

2人して踊り出す



楽しい


もっと踊りたい



そう思うけど、僕は足が限界でその場に座り込んだ


それでも、目の前で踊るこの人は嬉しそうで

なんでそんなに嬉しそうに踊れるんだろう。


僕だって踊るのは大好きだ。

でも、彼ほどじゃない。


この踊った少しの時間で、僕のすきは彼に負けてしまうことは直ぐにわかった。

尋常じゃないダンスへの愛。




僕からしたら、そんなの面倒くさい感情




JH「やーA、上手いじゃん!!」

『…』

JH「今度ステージで踊ろうよ」

『…』


方を上下させながら唐突に言い出すこの人は、馬鹿なんじゃないかと思う。


カシャ


僕は…確かに楽しかった。

でも、誰かと一緒に

“一緒に”ができない人間だ。


何かを共有したり、分かちあったり、教えあったりが苦手なんだ。

今まで、そんなことをせずにやってきたから。

しようと言われても、やり方さえわからないから。



『…僕は』


カシャ


『…僕は』


JH「やー!!テヒョナ!!さっきから何なの!!」

『…』


応えようとしたけどそれは遮られて

ドアの前に平然とたっている変な人がいた。


ジミンさんがいない今、頼れるのはJ-HOPEさんのみ。

僕のトラウマ、キムテヒョン。宇宙人。


TH「すっごいダンス良かったから動画撮った!!」

Jh「うわー盗撮だー」

TH「ヒョンみてみて!、」


動画を撮った?

え、それを共有されるのは嫌だ。


今のを見られていたと思うと恥ずかしい。

熱くなる耳を抑えて見ると、やっぱり熱くて

慌てて水分補給をした。



TH「A〜、これツイートしていい??」



『え、いや…むりです』

TH「ごめん、しちゃった!!」




ころす

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からすみ(プロフ) - 久しぶりの更新嬉しいです!!この作品が本当に好きで、何度も読み返しています。これからも楽しみにしています!応援しています! (2018年12月15日 0時) (レス) id: 224d9dadf0 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - Haylee :Dさん» そう言って下さると励みになります!!亀さん更新になりますができるだけ書くつもりなので、楽しみにしておいて下さるとあり難いです!!! (2018年6月5日 21時) (レス) id: 98d994049d (このIDを非表示/違反報告)
Haylee :D(プロフ) - はじめまして。とても面白くて一気に読んでしまいました!これからも更新楽しみにしています。頑張ってください!次の展開が気になって気になって仕方がないです。 (2018年6月5日 9時) (レス) id: 0356daf5fa (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - 白さん» ありがとうございます!遅くなりました! (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)
かなた(プロフ) - ゆずさん» 遅くなり申し訳ございませんでした!! (2018年6月4日 23時) (レス) id: dd58b3a5d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かなた | 作成日時:2017年9月23日 12時

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