アイドル失格

story 9 Vside ページ10

Ｖアプリを終わらせて、ベッドに大の字に寝転がる。


それと同時にテーブルの上のスマホがブーブーと鳴り出して、体を起こす。



TH「ヨボセヨ」

JM(テヒョン、ジミンだけど)

TH「あーなーにー」

JM(部屋行っていい？)



わざわざ電話をして確認しに来たのは、Vアプリが終わったか確認するためだろう

スッピンだから押しかけられない。

なんて言って。

ジミンたら〜。



暫く待っていると、部屋の扉が開いてやって来たのはグギとジミニ。

マンネが来たー！

ゲームするのかな！？


TH「グガー」

JG「眠いです」



軽くあしらわれて、僕のベッドに寝転がるグガと。

携帯を触りながらソファに座るジミニ。


TH「何しに来たの」

JG「暇だろうと思って来てみました」

JM「そーいうこと」

JG「Ｖアプ終わっちゃったんですね」


やりたかったーというグガに明日やればと言うけど、明日になったら気分は変わります。と返された。

今に始まったことじゃないけど、マンネが冷たい。



JM「あ！テヒョナ！何勝手にフォローしてんの！」

TH「へ？」



突然喚き出したオモチに、携帯の画面を見せられる。

そこに映し出されているのは、バンタンのTwitter。


フォローしている人たちの名前。


1番上に、Aと青いレ点マークが見える。


これだけで至福の気分。




JM「勝手にフォローするなよー」

TH「えーいいじゃん」

JM「マネヒョンに許可いるってこないだ怒られたじゃん」

JG「何の話ですか？」



話に着いてこれていなかったグガに今の説明を軽く話す。


別にナムジャだし大丈夫でしょ。

僕と同意見のグガの背中を叩いて、ジミニへグーサインをだす。



JM「あーほんと…」

JG「この人、僕達の前に歌った人ですよね」

JM「覚えてんの？」

JG「IUさんみたいに、肌が綺麗だな〜と思いました」

TH「IUより綺麗だよ」

JG「…怒りますよ」

TH「やーー！」


なんだよ！

口を開けばIUって！


JM「声高かったよね。それこそIUさんみたいだったじゃん」

JG「んー」

TH「あーーー、カトク交換しておけば良かった」



ジミンが邪魔してこなければとブツブツ文句を言っていれば、グガが差し出した携帯にAのドアップが映る。

普通に可愛かったから、可愛いって言ったら

女の子にしか見えないわ〜っていうグガを見て、確かになと思ってしまった。




本当にお人形さんみたいだったA


僕は仲良くなりたいだけなのに…




ジミンという悪魔が…くっ

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