拾陸 ページ18
A
見た目には出ていなかったけど、竈門はなかなか痛々しかった
……あの身長、体の大きさから見て竈門はかなり小さめ
そんな体で今まで妹を
楽では決してなかったはずだ
いくら妹でも、鬼を庇うなんて到底肯定はされない行為だ
あいつは痛さと悲しみを同時に沢山抱えているみたいだ
「………………だめだ」
廊下を歩き続けていた足を止める
窓の外を眺める
あの会議で鬼になった妹とそれを助けようとする竈門
重ねてしまった。重ねることなんて出来ないほどに、竈門の方が辛い思いをしているのに
自分の家族と重ねてしまった
暖かい日差しが、今は私自身に突き刺さっているように感じた
「……音と夢を、探さないと」
もはや私の口癖だ
でも目星がつかない事には何も始められない
鷹の調査を待つだけだ
そう思って窓を眺めていた視線を外し、また廊下を歩き始めると前から来た人にぶつかりそうになった
「あ、すいませ_____」
杏寿郎「よもやよもや!月瑠眼少女ではないか!探していた!」
え、いや、うるさいなあ…?
「えっと」
目を使うと、煉獄杏寿郎という文字が見えた
炎柱だっけか
杏寿郎「君と一戦交えに来た!戦ってくれ!」
な ん で ?
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ピエロ(プロフ) - ひーちゃさん» ありがとうございます!!そう言っていただけて嬉しいです…! (2020年2月28日 11時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃ(プロフ) - めーっちゃよき!! (2020年2月27日 23時) (レス) id: a3b4ed7c89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピエロ | 作成日時:2019年1月21日 21時