影山と＿＿。 ページ27
あの日は結構雨が降っていて、折り畳み傘を毎日鞄に入れていてよかったと思った日だった
帰ろうと青葉城西の校門に行くと、なんだか争っている2人を見つけた
国見「あ＿つには＿＿＿＿んだよ！」
金田一「だか＿＿て！！＿＿＿＿＿なんか＿＿＿ちげえだろ！」
(くにみんと、金ちゃんか)
途切れ途切れに聞こえる声を聞くと、そうらしい
高校にまで足を運ぶとは、何があったのか
及川たちは部活があると思うのに、何故ここなのか。
バレー部の人間に用があるなら体育館で待つ方が確実なのに。
……というか
(この2人がこんなに言い争ってるの初めて)
だからあくまで自然に話しかけた
「徹たちに用事？多分今日部活だけど」
にこりと控えめに微笑んで聞くと、ハッとした2人は後に気まずそうな顔になった
そしてだいぶ経った後、先に声を上げたのは国見の方だった
国見「…お門違い、って分かってるんですけど」
その声は、萎んだような怒ったような。
とにかく自信のなさそうな声だった
「…うん、ゆっくり聞くから大丈夫」
Aがそう言うと、金田一は口を結んで泣いてしまいそうな顔をしたのをAは鮮明に覚えている
……＿……＿
＿＿＿＿もう、限界
中学3年生の2人の口から聞こえたのはその単語だった
コート上の王様だなんて、あだ名をつけては影山のどうしようもない対応に困っているのだそう
困っていると言うより、怒っている。のか。
でもAにしてはどっちもどっちという言葉が相応しかった
悪い良い、五分五分！ではなくて
バレーのことはよく分からないけど、攻めるためにはボールが必要。
そしてそのボールを無事に攻撃まで繋がないと意味は無い
でも影山としては勝ちたいのだからセッターの俺に合わせるのは当然だろうという意見
(……影ぴーにきっと悪気は無いんだろうけど、勝ちたいだけなんだろうなあ)
でもその考えすら、「俺の方がお前らより能力が上なのだから合わせるのが当然だ」と下に見ている感じに金田一たちは捉えるのだろう
「……私には、よく分かんないし、一般的な意見に聞こえるかもしれないけど」
(3人は今、ばらばらな状態なんだな)
その事実に、後輩が上手くいってないことが分かってしまう
(でも、うまくいけますように)
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ピエロ(プロフ) - ミントさん» 返信遅れて申し訳ありません…！影山くんのまで読んでくださったんですか！？ありがとうございます！！気長に待っててくださり本当にありがとうございます！ (2021年2月23日 19時) (
レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ミント - 及川さんっ！！ハイキューの推しがたくさんいるので読んでて楽しい作品です！！（影山のもみました！）作品の続き楽しみです！頑張ってください！ (2021年1月30日 9時) (レス) id: 76efc995bc (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - 善さん» まだ秘密です……お楽しみに待ってて下さい！ (2021年1月24日 22時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
ピエロ(プロフ) - milyyさん» ありがとうございます！まだ受験終わってないので嬉しいです！milyyさんもお体にお気をつけて下さい…！！ (2021年1月24日 22時) (レス) id: ac5457e183 (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - 千夏ちゃん悪女なの？ (2021年1月24日 16時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピエロ | 作成日時：2020年6月28日 20時
