【BTS】色のない世界【男主】 (ページ16)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:34,615 hit

モノクロ15 ページ16

.

「……う〜ん」

「どうしたA」

なんか違う気がする

「顔怖いよ？」

ここはもっと、こう……かなぁ

「……聞こえてない？」

あ、いい感じ

「Aー！！！！そんな画面見つめちゃって、ぼく達のことも構ってよー！！！！」

「う"""ｯｯ！！」

な、なんだ？

「そんな画面見つめて疲れない？」

「……テテ兄さん。んー、ちょっと目疲れたかも」

「はいはい、じゃあパソコン閉じてー」

ああ、テテ兄さんに取り上げられてしまった

割と上手く行ってたんだけどな

てか

「ジミン兄さん、重いです」

「酷い！」

俺に突進してそのまま背中に体重をかけるジミン兄さん

軽いけど、重いんだよ

「良い曲は書けたの？」

「うん。後はメロディを考えるだけ」

「お疲れ様〜」

俺はさっきまで、自分の曲を書いていた

まだ、ガキで下手くそかもしれないけど
今の自分が出せる力を出して書いている

数年経ったら黒歴史かも知れないけど、今の自分的には自信作だ

「お昼食べた？」

「まだ」

「じゃあ食べに行こう」

帰ってきたらダンスの練習しようと、テテ兄さんがいう

ジミン兄さんとテテ兄さんはダンスがめちゃくちゃ上手い

二人のダンスを見るのはとても好きだ

でも、そこに俺が加わると、自分が不格好にみえる

兄さんたちには敵わない

惨めに思える

でも、兄さんたちと居るのは好きだ

自分の汚い気持ちを押し込んで隠す

「うん。分からない振り付けがあるですけど、教えてくれますか？」

「もちろん！」