【歌い手】Love you【ぐるたみん】

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分かる。分かってしまう


これからぐるたんが言うことが


だって、ぐるたんの目は


優しくてとても熱い目
どこか遠くを見てる


「俺ね……その病気の子の事が好きなんだよ」


ガンっと鈍器で殴られたかのような衝撃が全身に走る


分かってたけど、実際に言われると辛い


そうだよね……うん


失恋確定


私の恋なんて始まってすら無かったんじゃないかな


「……好きな子に元気を出してほしいんだよ」


そりゃあね。そうだよね


だから、そんなに大切な人なら
そんな辛そうな顔するまで悲しいなら


「私だったら、告白しますね」


「…………え？」

　
「ぐるたみんさん。好きなんですよね？その子の事が。なら、絶対に想いを伝えるべきです」


ぐるたんは少し考えてから、すっきりしたように笑顔になった


「……うん。俺、明日告白してくる」


ありがとうAちゃんと言い、帰っていった


もし、ぐるたんがその人に告白して付き合う事になっても後悔なんてしない


告白が失敗してしまったのなら、私は見守ろう


ぐるたんの大切な人が亡くなってしまっても、すぐに私の想いを伝えないで落ち着くのを待とう


それでいい


私はいつもぐるたんの声に助けられているから

十分幸せだから



私の恋が叶う事はあるのだろうか



「大好きだっつーの馬鹿」



きっとこれからも大好き

諦められる訳がない


暗い公園で1人で泣いた



好きが溢れて止まらない



end.

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